資格って必要なの?ドローンの仕事別に必要な知識や資格についてやさしく解説!

 「ドローンの仕事にはどんな知識や資格が必要なのだろうか?」

 という疑問は、ドローンを始めようとしている方や初心者の方がお持ちになるかもしれません。

 『どんな知識や資格がドローンの仕事をする上で必要なのか』をテーマに、ドローンに興味を持ち始めたという方からドローンでキャリアアップを目指している方までわかりやすいようにまとめてみましたので、ご一読いただけると嬉しいです。

ドローンを使った代表的な仕事3選と必要なスキル

 ドローンを使った仕事は様々な業界で増えてきていますが、「ドローンを使うこと」自体が資格が必要である専門的な仕事のように感じたりしませんか?

 わたしもはじめてドローンのことを知ったときは「資格が必要な専門職・技術職なんじゃなかろうか?」なんて思ったりしました。

しかし、ドローンジョプラスでの勉強会や体験会を経て、「ドローンは初めて触るひとでもできる」仕事であることがわかりました。

 今回は比較的難易度の低いドローンを使った仕事3選を紹介し、どの程度の知識や技術、資格が必要なのかについて簡単にまとめてみます!

空からの風景を撮る新しい時代のカメラマン!?空撮カメラマン

(▲空撮写真 撮影:ドローンジョプラス)

 空撮カメラマンは、映画やプロモーションビデオ、音楽ライブなど映像制作には欠かせない存在になってきています。配信されているニュースの中にもドローンで撮影した映像が使用されているものもあるので、ぜひ注目して見てみてください。

 結論から言いますと、

 空撮カメラマンになるには、特に必要な資格はありません。

 ドローン飛行に関する法律やルールの知識やドローン操縦技術があれば、どなたでも空撮カメラマンとして活動をすることができますが、空撮カメラマンに仕事として携わる場合は、資格を持っていることが取引先の信頼に繋がります。

 また、カメラマンとして活動する際にも、撮影飛行の計画を申請する必要があり、資格保持者であれば、国土交通省への飛行申請が通りやすいので、資格を持っておくことがメリットになります。

 資格として信頼度が高いものは、国土交通省が認定した「民間資格」や「国家資格の二等無人航空機操縦士(以下、二等資格とする)」になりますが、詳しい内容を以前のコラムで紹介していますので、ぜひご覧ください。

 さらに、空撮カメラマンの必要な技術や知識としては、ドローンを自由に操作する「操縦技術」、撮影した動画や写真を編集する「画像・動画編集技術」のドローンと写真・動画に関する技術を磨いていく必要があります。

 空撮におけるドローンの操作方法にはどんなものがあるか、代表的なものを難易度の低い順番に並べてみました。

【空撮方法】

1、前進

2、障害物上昇

3、前進チルトダウン※1

4、後進下降

5、後進上昇チルトダウン※1

6、ノーズインサーク※2

7、ノーズインからの下降チルトダウン

※1チルトダウン:カメラの向きを下に動かすこと

※2ノーズインサークル:機体が円の中心を向いたサークル飛行のこと

 ドローンスクールの中には、資格取得の他に短期集中(2日ほど)の「空撮向けに特化した操縦練習や動画編集が学べる講習」もあるので、ぜひ調べてみてはいかがでしょうか。

 

重労働な農作業に頼もしい味方!農業ドローン

(▲農業用ドローンを操縦している様子 撮影:ドローンジョプラス)

 農業用ドローンは農業分野の作業を行うことができ、「農薬」や「肥料」の散布のほかに実証実験の段階ですが「種まき」でも活用できます。

 実際に、ドローンジョプラスでは農業用ドローンを使った案件を行ったことがあり、その際のレポート記事もありますので、ご興味ある方はぜひご一読ください。

 農業用ドローンを操縦するにあたっての資格取得要否は、

 どの機体を購入するか(利用するか)によって資格取得要否が変わります。

 【資格が必要なパターン】

 ・農林水産航空協会の認定機を使用する場合

 ・特定の会社が販売する農業用ドローンを使用する場合

 上記の場合、資格と機体購入がセットになっており、機体毎に違う資格が必須になります。農業用ドローンの資格では「農薬散布に関する法律やルールの知識」と「農薬散布の技術」も学べ、資格によっては国土交通省に行う飛行申請を代行してもらえるなどのサポートもあるのですぐに現場で扱えるようになります。

 一方、上記の2つのパターン以外の機体を選んだ場合は資格は不要です。ただし、ドローンの農薬散布に関しては、最低限のドローンに関する知識と操作技能、飛行経歴(総飛行時間10時間以上)、物件投下の経験(経験回数5回以上)が無ければ、国土交通省に行う飛行申請で許可が下りないので、農業用ドローン向けの講習をドローンスクールで受講した方がよいでしょう。

 「農薬」に関しては、一般社団法人農林水産航空協会の「産業用無人航空機用農薬サイト」にてドローンに適した農薬を検索して使用上の注意を順守して利用しましょう。

公共事業や大手ゼネコンで大活躍!測量ドローン

 測量ドローンは、センサやカメラを搭載したドローンのことで、地上測量に比べて広範囲の密度の濃いデータ収集が容易となります。

 測量ドローンの操縦にあたって必要な資格は、

 測量の国家資格が必要ですが、ドローンの資格は必須ではありません。

 測量には、国土交通省の特別機関である国土地理院が管理する「測量士」「測量士補」の資格を取得する必要があります。(※)

 (※)参考:https://www.gsi.go.jp/LAW/SHIKEN/SHIKEN-top.htm

 一方で、ドローンの資格は必須ではありませんが、「民間資格」や「国家資格の二等無人航空機操縦士(以下、二等資格とする)」などを取得しておくことは空撮カメラマンのこうでも紹介したように、案件を幅広く受けやすくなるので、取得しておくと良いかもしれません。

 また、ドローンスクールによっては「測量ドローン向け講習」を行っているところもあり、「測量するための操縦技術」や「カメラに関する知識」を習得することができるので調べて利用すると技術向上に役立つでしょう。

まとめ

 今回はドローンの仕事別に必要な知識や資格について解説しました。

 どんな資格や知識をつけたらよいかを知るきっかけやドローンを使った仕事についてみようと思うきっかけとなればうれしいです!

 ドローンジョプラスでは、毎月開催されている「勉強会」や「練習会」でドローンの基礎的な知識や操縦技術を習得できます。また、不定期に開催される特別勉強会では「動画編集講座」もあります。

 資格をとりたい方向けに、登録講習機関として国土交通省から認定されているので国家資格(二等資格)を取得するための講習も今後、行っております。

 さらに、ドローンジョプラスメンバーになると、お仕事の案件も紹介しており、お仕事の経験を積める機会も提供しており、初心者の方がドローンを仕事に扱えるレベルになる場を提供しています。

 ドローンのことについて、気になったことがあればぜひドローンジョプラスへ!

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