楽天が山岳でのドローン配送実現化に向けて着実に動いている話

ドローンニュース

「楽天」と聞けば誰もが知る有名企業で、ネットショッピングや銀行、球団やモバイル通信など、幅広いサービスや事業を手掛けていますよね。
特にネットショッピングは、誰もが一度は利用したことがあるのではないでしょうか?
そんな「楽天」が山岳エリアにてドローン活用のための実験を実施、見事成功させた記事を見つけましたので、今回ご紹介いたします。

楽天、山岳エリアでドローン活用の物資配送実験に成功

 

また、過去には個人宅への配送実験についても紹介させて頂きましたので、併せてご覧いただければと思います。

 

高度差約1600mの配送実験

2020年8月中旬頃から約1ヵ月に渡り、「楽天」は山岳エリアにおけるドローンでの配送を実現すべく、配送実験を行いました。
場所は長野県白馬村の登山口にある「猿倉荘」から、山頂にある山岳宿舎「白馬山荘」「白馬岳頂上宿舎」までで、その高度差はなんと約1600mとのことです!

実際に配送した物資は、痛みが生じやすい桃や梨5kgで、配送ルートの距離は片道約5km。
従来の輸送手段は徒歩しかなく、歩荷だと7時間かかっていたそうです。
7時間もかかっていた配送時間が、ドローンを活用することでどれくらい短縮できたと思いますか??

 

なんとその時間は約15分!!
7時間から15分への短縮は衝撃的過ぎますよね!!!

この配送実験の成功例は国内初とのことで、今後の物流業界にも大きな衝撃を与えるのではないでしょうか??
歩荷による運送は危険が伴ったり、ヘリコプターによる輸送は費用が高かったりと、なかなか解決が難しそうな問題を、今回の実験で解決に導くことができたと思います。

今回の実験では、ただドローンを飛ばすテストをしただけでなく、ドローンを用いた配送に伴う課題の解決も同時に行なったそうです。

 

天候が変わりやすい山

登山経験者なら分かると思いますが、山は天候が変わりやすいものです。
先ほど述べたように、飛行時間が15分程度なら問題ないのではないかと思われるかもしれませんが、少しの天候の変化でドローンは影響を受けやすいのです。

白馬山荘までの飛行ルートにおいては、
・上昇気流や下降気流といった急に発生する地形特性
・上空の空気の薄さによる高い揚力性能の必要性
を考慮する必要があり、場合によってはドローンが山岳中に孤立してしまう可能性も考えられました。

 

しかしこの問題に関しては、2018年から、今回の実験にも参画した白馬村山岳ドローン物流実用化協議会が様々な検証を行なってきました。
「楽天」も物流業界を背負う大手企業の一つとして、2020年から同協議会に参画し、実証実験やサービス提供を通じて蓄積したノウハウをもとに今回の成功に至りました。

 

技術的な問題に関しては、単独では解決が難しいことでも、複数で掛け合わせることで解決するケースは多いですよね。
ドローン業界だけに限らず、様々な技術や知識、ノウハウを掛け合わせて技術の進歩を飛躍させていきたいですね!

 

事業目標「ドローン配送による物流困難者の支援」

「楽天」はこのように掲げている事業目標があり、離島や山岳に住む人々への支援を推進しています。
離島と言えば、海を渡ることになるので今回とは別の課題がありそうですね。
以前も紹介しましたが、長距離飛行のドローンも実用的にになりつつあります。

 

ドローンを活用した配送は、夢の話ではなくもう目の前まで迫って来ています。
特に今回の実験の成功は、更なる地域で展開できる足掛けになったのではないかと思います。

わたしたちも、ドローン勉強会を通して様々な方にドローンを知ってもらう活動に加え、こういったドローンを活かした事業やサービスにも敏感になる必要があると感じたので、これからもドローンにまつわる最新情報を提供していきます!

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