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制度改正でドローンの活躍の場は増加!「レベル4」への移行は目の前

コラム

日進月歩で進化しているドローン。

海外では、様々なメーカーから新しいドローン機体発表のニュースがある中、日本では、物流サービスをはじめとして生活の面でのドローンサービス実用化に向けて、様々な実証実験が行われています。

しかし、新しい技術というものは大きなメリットをもたらす可能性がある一方で、今までに起こったことがないようなトラブルや課題が生じる可能性もあるため、しっかりとした運用のルールづくり(法整備)がされています。

ドローン運用に関するさまざまな法律ですが、今回はドローンの飛ばし方の規制である飛行レベルに関する話を記事にまとめました。

飛行レベルについて解説

レベル別にできることまとめ

まずはこちらの表をご覧ください。

出典元:国土交通省資料「無人航空機のレベル4の実現のための 新たな制度の方向性について」

こちらは国土交通省航空局が発表した資料の抜粋です。

飛行レベルをひと言で言い表すと、「有人地帯での目視外飛行を目指すために、段階的に定められた飛行条件の規制のレベル」となります。

人がいる場所でドローンを自動で動かす事が出来れば、物流や警備の面などで非常に便利ですが、万が一制御不能による墜落や突撃といった事故が起こる可能性もあり、どのように対処すべきかについて運用のルールを作る必要がありました。

このことから、日本では、肉眼で目視できる範囲での操縦から飛行試験を行い、技術的に確立していったら次の段階へ進むということを繰り返し、最終的には有人地帯を飛行できるような規制にしていくという方針で運用試験を行っています。

飛行に関する規制の段階については、各段階を「レベル」として表記しており、その内容は以下のようになります。

・レベル1…目視かつ操縦なら利用可。主に農薬散布や映像作成のための空撮が可能。

・レベル2…目視なら自動運転でも利用可。自動の測量や設備点検が可能

・レベル3…無人地帯でのみ目視外で利用可能。交通の便が悪い地域への配達や災害時、避難後の行方不明者調査などで利用可能。

・レベル4…有人地帯で目視外の利用が可能。物流や警備の他避難誘導、消化、インフラの点検などドローンの活躍の場が飛躍的に広がる。

2022年4月現在では「レベル3」の段階で運用が行われています。

ただし、飛行レベルは利用の本格化の目安であり、目視外飛行が完全に認められていないわけではありません。

2022年4月現在でも飛行経路やその下に人が存在する可能性が低いと判断された場合など運用によっては許可されることがあります。

このため、許可された条件のもと、「レベル4」の条件で運用試験や実証実験を行っている企業や団体もあり、そこで得られたデータをもとにして、運用に関する検討を行っています。

2022年度に法改正!ドローンの世界が広がります

さて、ではいつ「レベル4」に移行するのか?という話ですが、国土交通省が2021年に出したロードマップによれば、2022年度内を目標として環境整備を進めてています。

具体的にどのように法律が変わるかというと、「機体認証」と「操縦ライセンス」が導入されます。

ライセンスを持っている人が認証を受けた機体を飛ばす場合であれば、国の承認を受けることでレベル4の条件で飛行ができるようになります。

参考:国土交通省 空の産業革命に向けたロードマップ2021

参考:小型無人機に係る環境整備に向けた官民協議会(第 16 回) 議事要旨

実証実験の紹介

各企業や団体は「レベル4」に向けて既に動き出しています。

今回は「レベル4」を見据えたドローン実用化の実証実験のうち、最近発表された2件をご紹介します。

東京都主導による物資搬送実験

2022年3月29日、東京都より大手通信会社にドローンを用いた物資運搬の実証実験依頼を行ったとの発表がありました。

さまざまなルートで実験を行ったそうですが、20kgの荷物を運搬しながら最大で往復距離7kmに及ぶ飛行に成功しました。

映像を随時監視しながら、有事を想定した指示だしや意思疎通を確認した他、安全を考慮して機体には高精度測位システムやパラシュートを搭載しています。

また、本実験を踏まえ、3月31日には東京都と大手通信会社では「災害時における無人航空機を活用した物資の輸送等に関する協定」が締結されました。

これにより、東京で災害が起きた際は都と大手通信会社が協力してドローンを運用し、物資の補給を行うことが決まりました。

今回の実験は「レベル3」の条件下で行われましたが、「レベル4」への規制緩和を踏まえて目視外飛行の実現に向けて取り組んでいくと言います。

ドローンを活用する、具体的な災害時の対策が進められているようです。

医薬品の搬送実験

こちらは愛知で行われた実証実験です。

2022年3月30日、薬局を運営する会社とドローン事業会社によって本州の駐車場から離島の桟橋までの600m間、模擬の薬を積んだドローンを飛ばしました。

「レベル4」の展開を見越し、処方箋を離島に届けるためにドローンを活用する計画が立てられており、今回の実験結果を基に全国展開する方針とのことです。

こちらはより具体的な活用のための実験です。

日本は島国という立地もあることから、ドローン空輸が発展することによる恩恵は非常に大きなものとなりそうです。

まとめ

今回は飛行レベルの解説と今後の展開予定、その予定を見越した最近の実験を記事にしました。

2022年度もドローンにまつわるニュースを耳にする機会が多くなりそうです。

ドローンジョプラスでは今後もこういったトピック記事を紹介していきます。

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