さて、今回は
「案外、知ってるようで知らないかもしれないドローンのお話」
ということで、これからドローンを手にする方に向けた内容を書きます☆
ここ数年で有名になった「ドローン」
言葉だけは知ってるよ!って人も多いかもしれませんね。
けれど人によってイメージはさまざまで、頭に浮かんでいる絵はみんな違うのかもしれません…!
そもそも「ドローン」って、何をどのように指す言葉なのでしょうか?
無人航空機
が正しい定義(難しい表現ですね)になります。
人が乗らないけど空を飛ぶもの、ということですね!
空を飛んでるものといえば、ヘリコプターや飛行機などがすでに有名なわけですが
これらは全て「人が乗っている」ので有人航空機とという言葉で表されますよね。
もう少し細かい表現でいうと
無人のもので、遠隔操作や自動操縦で飛行できる200g以上の機体
となります。
人が乗っていなければその操縦方法は手動でも自動でも良いということです☆
逆に言うと、ラジコンヘリのような無人のヘリコプターも「無人航空機」になります。
また、200g未満の小さく軽い機体は「トイドローン」「ホビードローン」などの呼び名が付けられていますが
これらも全て「ドローン」を指す言葉として使われることが多いですね。
では次に、「ドローン」の語源について。
この言葉の由来ってご存知でしょうか?
そもそも、何語なのか…??
実はこのお話、あまり正確な情報が見つからなくて
主に2つの説があると言われています。
1.
オスのミツバチという意味を表す英語「Drone」から
→ドローンのプロペラが発する音が虫の羽の音のように聞こえるから名前が付けられた、という理由です。
確かに、ドローンが接近した時には虫が近づいてきたときのような焦りを感じますよね(笑)
2.
戦時中に実際に使用された戦闘機の名前から
→第二次世界大戦時にイギリス軍が使用していた「クイーン・ビー」という戦闘機が由来だという説もあります。
女王蜂という意味ですね!
イギリスが女王蜂ならアメリカはオスの蜂だ…なんて経緯があったそうですよ。
戦争が語源だなんてちょっと悲しいですが、、
結局のところどちらもハチが理由になっているわけなので、1か2どちらかというよりは
これら2つの理由が一緒になって今の「ドローン」という言葉の定着につながっているのではないでしょうか。
それから、テレビやニュースの影響か「ドローン」という呼び名が有名になっていますが
実はドローンの呼び名って他にもあることはご存知でしょうか?
マルチコプターって表現、聞いたことありますか?
こちらは、「ヘリコプターの一種」という考え方です。
複数のローター(回転するもの)からなる機体=ドローン
ということですね。
この説明が少し分かりにくければ、「プロペラが何枚あるか」と考えても良いかもしれません。
ただし、ここで一点ポイントが!
一般的にイメージする「ドローン」は4枚のプロペラを持つマルチコプターで、別名
クワッドコプター
と呼ばれています。
ところが、
固定翼ドローン
と呼ばれるものも存在するんですね。
引用元)https://aerosense.co.jp/vtol
メリット・デメリットもありますが固定翼タイプは長距離の飛行に向いています。
数は少ないんですが、こういった機体もドローンの仲間だと知っていると
とても詳しい人だと思われますよ!(笑)
また、すでに見てきたとおり「無人航空機」がドローンの定義そのものになりますから
英語の頭文字を取って
UAV
と呼ぶこともあります。
こちらはずいぶん専門的な表現ですよね。
Unmanned Aerial Vehicle
の略です。
無人航空機
マルチコプター
UAV
などなど、いろいろ呼び名があって混乱しますが
もちろん普段は「ドローン」で良いと思います♪
ただ、由来や定義について色んな角度から知っておくと勉強になりますし、もっと深く物事を知ることができますよね。
第二次世界大戦時にイギリスの戦闘機が…なんて話が途中出てきましたが
今からさかのぼると75年も前の話!
その後時代は流れ、改良や小型化などが進むことで
まったく違う意味でドローンという言葉が使われるようになり
2013年にはDJI社がPhantomシリーズを発表し、ようやくテレビやニュースでドローンについて知ることになるわけです。
それから一気にドローンの使われる幅は広がりました。
ざっと挙げても、こんなに!
・空撮用
・ホビー用
・産業用(農業、点検、配送など)
・レース用
そして、ここ数年の間でドローンファミリー(?)に仲間入りした
・水中ドローン
なんてものもあります!
水中ドローンは、最初の定義からするとあれ?あれあれ?って感じですが(笑)
いまや新たな分野を開拓する注目のドローンの一種となっています。
今回はドローンの定義や語源から今の幅広い活躍までをまとめてみました!
基本を押さえて、技だけではなく知識の面からもドローンに詳しくなってゆきましょう☆