【ドローン×屋根】石川商店・石川弘樹社長とKanatta代表井口が対談しました!

こんにちは!
ドローンジョプラスを運営する株式会社Kanatta代表取締役社長の井口恵です。

先日、ドローンジョプラスが提携する石川商店の石川弘樹社長にインタビューさせていただきました。
石川商店さんといえば、屋根の修理・リフォームサービスを1940年から事業として携われている老舗の屋根の相談所
近年ではドローンを導入し、屋根をドローンで撮影するサービスを展開され、ドローンジョプラスとしてこちらのサービスを一部お手伝いさせてもらっています!

今回は石川商店さんの屋根を見るサービスでスタッフとして参加した、ドローンジョプラスのまいまいさんと一緒に石川社長と対談させていただきました!

品川で瓦割り?!石川商店さんの活動

井口:石川社長、本日はインタビューのお時間を頂き有り難うございます。
まずは自己紹介を石川社長、まいまいさんの順でお願いできますか。

石川社長:東京都で屋根屋をしております、石川弘樹と申します。
石川商店という名で東京の品川にて屋根の修理・リフォームを行ったり、インターネットで屋根についての情報発信をしたり、家屋の屋根トラブルを起こしてしまったお客様に対して電話相談に応じております。
あと瓦割り道場とぶっ壊し道場という、エンタメっぽいことも行っております。

井口:瓦割り道場!?何ですかそれ(笑)

石川社長:瓦割り道場は、空手家がやる瓦を手で割る瓦割りが体験できるモノで、
ぶっ壊し道場は割れた瓦や粗大ゴミなどを、投げたり武器を使って壊す体験ができるモノです。
屋根を知っていただく入り口として始めまして。
最近はエンタメの方へ寄りすぎているような気がしますが(笑)

地元はずっと戸越銀座商店街というところで、その片隅でやらせてもらってはいるのですが、
商店街を盛り上げたり、より多くの一般の方に屋根のことを知ってもらいたいと考えて活動を行なっています。

井口:石川さん有難うございます。まいまいさんもぜひよろしくお願いいたします。

まいまい:ドローンジョプラスのまいまいです。
私のドローン歴は短くて、まだドローンジョプラスに入会してから1年も経っていないところです。
ドローンスクールでJUIDAのアシスタントをさせて頂きながら、石川さんから屋根のお仕事案件を何回かやらせて頂きました。

井口:まいまいさんがドローンジョプラスに入会されたキッカケは何だったのでしょう?

まいまい:そうですね、初めはドローン自体は全く知らなくて触ったこともありませんでした。
長い人生で何か違う趣味などを見つけたいと思った時にドローンに興味を持って、どうしたらできるんだろうとネットで調べているうちにドローンジョプラスが目に入りました。
ドローンを飛ばすことが初めは怖いなとも思っていたので、安全に飛ばせるようにドローンのスクールにも通い始めたのですが、ドローンジョプラスも試験を受けないと入会できないことが初めはびっくり!(笑)
1ヶ月ほど練習して試験を受けて無事に入会できました。
ちなみに入会テストの時は、ドローンジョプラスに橋本マナミさんのテレビ番組の取材が入っていた時だったので、カメラが入った中でのテストをドキドキ緊張しながら受けたことを覚えています(笑)
初めは屋根の仕事のことも当然繋がっていませんでしたが、ドローンでお仕事させていただくことはとても勉強になっています。

屋根の仕事と、ドローン導入までの経緯

井口:少し初歩的な質問になってしまうのですが、屋根屋さんのそもそもの仕事とは?

石川社長:屋根屋さんでも様々な業態があると思うのですが、うちでは一軒家の修理、メンテナンスを主に行なっています。
雨漏りをしてしまっている箇所や台風などの天災で屋根が一部飛んでしまった場所を見てくださいと問い合わせを受け、実際に現地で調査・点検を行い、必要があれば修理をします。
初期点検は私がほとんど行っているのですが、ドローンを導入するまでは、はしごをかけて実際に屋根の上まで登り、カメラで撮影し、必要であれば修理まで承っていました。

井口:石川商店さんがドローンを屋根業界で活用しようと思ったきっかけはありますか?

石川社長:ドローンは途中から導入を始めたのですが、実は最初は絶対ドローンを使いたくないと思っていたんですよね。

井口:そうなんですね!何故でしょうか?

石川社長:はい。ドローンで屋根が見えるようになっちゃったら、屋根屋の仕事が無くなると思っていて。
とは言え使い始めたら便利なのではないかと思う気持ちもあり、その狭間で悩んでいたのですが。
一度使って見ようと考えてドローンを購入し練習所みたいなところへ通って、ドローンの飛ばし方を学びました。
初めは飛ばすことが怖かったので、何回か点検・修理を以前にもさせてもらっている仲の良いお客様のところで練習がてら飛ばさせてもらっていました。
そのお客様のところには以前にも工事した後に完了後の屋根の写真をお渡ししながら報告も行なっているのですが、今回はドローンで撮影してこんな感じで撮れましたと報告してみたら、うちの屋根ってこうなってるんだって仰ってて。
以前から写真としては見せてたはずなんですけど、あれは何だったんだろうと(笑)
その時の反応を見て気づいたことが、屋根屋が写真を撮ろうとすると、屋根から降りることはできないので、一面を引きで撮るのが限界なんですよね。
工事した後の部分を見せたいため、工事をした部分をアップで撮影するのですが、お客様からするとどこの部分なのか分からない。
全体的な引きの画が無く、全体で言えば屋根のどの部分なのか。
最終的に完成した状況が正確にお客様に伝えられていなかったのかもしれないな、と感じました。
それをキッカケにドローンで引きの映像を撮ることは屋根屋のためというよりは、お客様のためになるのかなと思って、本格的に導入していこうかなと思いました。

井口:確かに、屋根の状態を俯瞰して見られるという点でドローンの導入はメリットになりそうですね。

石川社長:俯瞰して見られることもそうですし、屋根屋の安全面としても、ドローンを使うことで屋根に上がって人が落下する心配がないこともメリットだと思います。実際に屋根に上がった方が落ちてしまって、怪我したり亡くなってしまうケースは無くはないんですよね。
俯瞰した映像が撮影できることでお客様の理解も得やすいことから、今後もドローンを使っていくことは屋根屋の標準になっていくのかなと思って導入したこともあります。

井口:屋根の業界では、ドローンの導入はどのくらい普及しているのですか?

石川社長:今はまだ過渡期と言うか、初期段階で屋根業界でも導入しているところの方が少ないと思います。
僕のところでもドローンに対する興味を持っていたのですが、ドローンを導入してしまうと仕事が無くなってしまうと思っていましたし、同じように考えている業者さんは他にもいると思います。
新築物件の俯瞰映像を撮れることから、不動産業界では徐々にドローンが普及されてきていることは聞いていますね。

井口:実は、弊社としても屋根屋さんから問い合わせが来た時は社内で話題になったんです。
ドローンジョプラスはどこで知っていただいたんでしょうか?

石川社長:問い合わせをしたのは最近かもしれませんが、いつかドローンを使って問題解決する機会があるんじゃないかと考えて3〜4年ほど前からドローンパイロットさんやドローン会社さんについてニュースやインターネットで情報収集をしていたんです。
ネットで色々と調べていたら頻繁にドローンジョプラスという名前を目にすることが多かったんですよね。情報を追いかけていっても、ドローンを使った活動をしっかりされている会社さんなのかなと頭に残っていて。連絡をさせて頂いたキッカケの1つはコロナの影響で在宅需要が出てきたことです。
ボクたちの感覚だと、お客様はご自身の家が雨漏りを始めたら、すぐに屋根屋へ連絡が来るイメージだったんです。
ですが、ずっとリフォームをやってきて気が付いたことは、年に数回程度の雨漏りだったら放っておく方が意外にも多いんですよ。

井口:そうなんですね!雨漏りが始まったら生活に支障が出そうですが・・・

石川社長:雨漏りも大したことがなければ、生活に支障がない程度であれば拭いておけばいいや、くらいの感覚かもしれないんですね。そういった方が割と多くて、感覚の違いにビックリしていました。
今年に入ってコロナの影響で家にいる時間が増えていくと、もしこの雨漏りがひどくなって住めなくなったらどうしようとか。今まで気にしていなかったことまで目につくようになり、在宅が増えたことで比較的軽微な雨漏りでも問い合わせが多く来るようになりました。
こうした屋根が気になる、という需要が増えてきた時にどこかの会社さんと提携してサービスができないかと思い、今回ドローンジョプラスさんに試しに問い合わせさせて頂きました。

屋根業界発展のためにドローンへ期待

井口:まいまいさんは、屋根の点検という作業は実際やってみてどうでした?

まいまい:最初は怖いという気持ちが大きかったですね。
やはり人のおうちで、民家もたくさんある場所で、もし落ちてしまったらとか色々考えてしまったので。
安全面が最重要だと思いますし、撮影とはまた違ったドローンの操縦技術が必要になるんじゃないかなと思いました。

井口:具体的にはどのような点で技術が必要だと思われましたか?

まいまい:特に普段と違う点で言うと、屋根の撮影では人の家が密になっている状態や、電線が張り巡らされていることですね。
空撮企画で訪れるような場所で風景を撮ったりする時はそういった障害物が比較的ないので、普段飛ばしているよりは神経を使います。
障害物を避ける技術だったり、どう飛ばしたら安全なのか考えて飛行ルートを計画したり、ドローンスクールで学んだ安全管理の勉強を活かしながら撮影を行なっています。
他にも、こうした場所で万が一墜落してしまった場合、いかにリスク回避するかも重要ですよね。

井口:まいまいさん、有難うございます。
続いて石川さんに伺いたいのですが、ドローンの業界では、ドローンは危険というドローン業界に対する悪いイメージがどうしてもあります。
屋根業界でも、業界内の悪いイメージを変えたいと石川さんのブログでも発信したり活動されていますよね。
その辺りについて聞かせてください。

石川社長:住んでいる人からすると、屋根というのは確認しづらくて、普段気軽に見れない場所なんですよね。
雨漏りしてるなどの実害があれば、問い合わせして僕たちが直すことが実際には多いんですけど、こうした実害がなく、「屋根がまずいことになっている」と言われたらお客様からしたらそれを判断する材料がありません。
屋根を気にする機会が少ないことは普通なので、情報を集めようと思う方はほぼいらっしゃらないと思います。
そんな中で屋根業者がいきなりやってきて、屋根がおかしいから直したらと言われたら、気にしたこともないし雨漏りしたら嫌だと考えると業者の話を鵜呑みにするお客様も多い。
こうした押し売りや詐欺に近いような業者さんは割といて、建築業界ではリフォーム詐欺などのやり口としてシロアリと屋根は昔からずっと無くなっていません。
いずれにせよ、お客様から現状が見えないことは共通していますよね。
壁の不良だと分かりやすいのですが、シロアリや屋根は言われてもわからないために業者の言うことを信じて不要な工事をやってしまう。
屋根屋としては情報発信が足りていない反省もあるので、こうした業界の裏は改善したいですね。

井口:確かに見えないところを指摘されたら不安にもなりますよね。
ドローンを使うことで全体像が見えるので、お客様も納得して安心して依頼ができることはメリットですよね。

石川社長:そうですね。ひどい業者の場合は、屋根がおかしいから今見ますよと言ってはしごを使って登り、元々問題がなかったのにその場で屋根を壊して写真を撮り、こんなに状態になってますよ、修理した方がいいですよ、なんて言ってしまう業者もいて。
そんな写真を見せられたら大変だと当然思いますので、お客様は修理してしまう。
しかし本当に最初から屋根がおかしかったのか、業者がやったことなのかは判断ができません。
前から考えていることとして、業者が上がる前に屋根の写真が撮影できたら、その状態は保存されますよね。僕達が屋根に登る際にいかに注意を払っていたとしても、古い瓦が割れてしまうケースはあります。
事前に撮影しておくことで、元からなのか、僕たちの責任なのか線引きをハッキリさせることができますよね。
ドローンを導入することで、こうしたトラブルを防ぎ、より業界が信頼され健全化されていくと嬉しいです。

井口:石川さん、有難うございました。

「日本一気軽に屋根を見られる」 やねミルとは?

自宅の屋根が見たいときにご依頼を頂くと、女性パイロットとアシスタントの2名が伺い、ご自宅に伺い屋根をドローンで撮影させていただきます。
女性パイロットのみが伺いますので、その後の修理の押し売りなどは一切ございません。
ぜひお気軽にご活用ください。

※下記参考価格
見る 9800円/回

このような方におすすめです
  • 屋根の不具合が気になっている方
  • 実際に雨漏りなどの実害がある方
  • 訪問販売の業者さんに屋根が危ないと言われたが判断材料が欲しい方
  • 天災などの災害で被災された人
  • 被災後に火災保険などのやりとりをスムーズに済ませたい方
Translate »