1961年4月、人類が新たな一歩を踏み出したことといえばなんでしょう?
そうです、有人宇宙飛行を成し遂げましたね!
宇宙に初めて出た「ユーリ・ガガーリン」の『地球は青かった。』は有名な言葉ですよね。
今回は、そんな宇宙に近い中間圏でのドローン飛行を開発したという記事を見つけましたので紹介いたします。
▶宇宙との境界で飛行可能なマイクロドローンを開発
そもそも「中間圏」とはみなさんご存じでしょうか?
わたしは今回初めて知りました笑
「中間圏」とは、地上からの距離50km~80kmに位置する大気のエリア・層のことを言います。
地上からの宇宙までの大気のエリア・層は下記の通りに分類されます。
外気圏:800km~約10,000km
熱圏:80km~800km
中間圏:50km~80km
成層圏:11km~50km
対流圏:地上~11km
ちなみに成層圏へ戦闘機で行けるツアーがロシアであるみたいですね笑
体験談はこちらから。
▶成層圏から青い地球を確認せよ!ニジニ・ノヴゴロド2泊3日<日本語/ニジニ・ノヴゴロド発>by H.I.S.
そもそも宇宙に近づけば近づくほど、なぜ飛ぶことが難しくなるのでしょうか?
それには諸説ありますが、理由の一つには”空気が薄い”ということも挙げられます。
操縦者の有無によっては制御面の難しさもあると思いますし、安定して飛行し続けることにも困難はあることでしょう。
それでは一体どうやって、どんなドローンが中間圏を飛行するのでしょうか?
なんと中間圏を飛行するドローンは、マイクロドローンです。
マイクロドローンとは、ドローンの中でも最も小さいサイズのものです。
過去にもマイクロドローンをピックアップした記事を紹介させて頂きました。
[clink url=”https://drone-girls.com/lets_drone/trivia/kinki_micro/”]
中間圏(地上50km~80km)を飛行できるマイクロドローンのプロトタイプを開発したのは、アメリカのペンシルベニア大学の研究者です。
このマイクロドローンは直径6mmのポリエチレン製の円盤で、下部はカーボンナノチューブによる薄い層で覆われているとのことです。
これらの構造が、太陽光からの光を効率よく吸収することで高温化を生み出し上昇する力を作っているのです。
いまいち分かったような分からないような、、、笑
今回紹介する記事はあくまで”開発した”ということなので、実際に中間圏へドローンを飛ばすといった実験はこれからになってくると思います。
地上から50kmも離れたら制御はどうするんだ、故障したときはどうするんだ、などなどの疑問はあることでしょう。
しかし理論的には飛行できるということが分かったので、あとはそれを実現させるだけですね。
これからの更なる開発に期待が高まります!