だんだんと寒くなり、スキーやスノーボードといったウインターシーズンがやってきましたね。
ゲレンデでの楽しみ方は雪原を思いっきり滑るだけでなく、雪化粧した絶景も魅力の一つですよね。
スキー場特有の解放感ある景色を見ながら、
「自分が滑る姿を動画に収めたい」
「絶景をバックに撮影してみたい」
と思う方もいるのではないでしょうか。
今回は、ゲレンデでの新たな楽しみ方として、スキー場でのドローン撮影についてご紹介します。
スキー場での滑走する姿の撮影といえば、
「滑走者の後ろをもう一人付いていって撮影する方法」
がメインでしたが、ドローンが採用されたことによって、カメラ撮影ではなかなか伝えられない、臨場感ある映像を撮影することができます。
臨場感がある映像がドローン撮影でとることができる理由のひとつが、ドローンの「自動追尾機能」です。
「自動追尾機能」は、被写体を自動的に追尾して撮影する機能のことで、動く被写体を認識して自動で追尾してくれるため、これまで至難の技だった撮影シーンも簡単に撮影できるようになっています。
滑走風景だけでなく、雪化粧したゲレンデや山々を撮影したいという方にもドローン撮影はおすすめです!
わたしもフリー素材サイトで紹介されているような上空からのゲレンデの写真をとってみたいと思い、どんな撮影スポットがあるのかも調べてみました。
①長野県 志賀高原
日本最大級のウィンターリゾートである長野県志賀高原は、コースサイドの自然地形を生かした遊べるゲレンデが有名で、滑走姿はもちろん、背景の大自然も撮らずにはいられないぐらいフォトジェニックな動画が撮れること間違いなしです。
こちらは事前申請を行えば、ドローンを飛ばすことも可能ですのでチェックしてみてください。
②福島県 猪苗代スキー場
磐梯山と猪苗代湖に囲まれた猪苗代スキー場は、どこを滑走しても見晴らしのいい景色が楽しめるスキー場となっています。特にポイントは、猪苗代スキー場中央ゲレンデから眼下に臨む猪苗代湖です。周りを遮るものがないため、時間帯によって猪苗代湖にかかる雲海が表情を変え、幻想的な景色を見ることができます。ぜひともドローンに収めてみたい情景ですね。
こちらもドローンの空撮許可を取る必要がありますので、事前にスキー場に確認してください。
https://www.inawashiro-ski.com/
③北海道 イワナイリゾート
こちらも北斜面のゲレンデから見下ろす日本海と積丹半島のパノラマビューが格別なスキー場です。公式HPの紹介動画も一部ドローンで撮影がされており、映画のワンシーンに出てきそうなスケールとロケーションは空撮魂を掻き立てられるほど、躍動感のある滑走姿をドローンで収めることができる場所です。
ドローンの撮影許可については、岩内町役場観光係に問い合わせると対応してくれるので、事前に問合せしてみてください。
https://www.iwanai-kanko.jp/tourism/maruyama/29.html
では実際にドローンをスキー場で飛ばしてみたい!という方向けに、いくつか注意点をご紹介します。
まずはドローンを飛ばしてもよいか必ずスキー場のスタッフに確認しましょう。
スキー場は、子どもから大人、初心者から上級者までほぼ全員が同じ場所にいるため、ドローン操縦時にも注意が必要です。
どういったシチュエーションでドローンを飛ばしたいかによってスキー場側の対応も変わるので、事前にスキー場に連絡をし、詳細を伝えましょう。
【スキー場に確認すべきこと】
・ドローンを飛ばせるエリアの確認
人混みの無いキッカー(ジャンプするところ)だけを撮影したいのか、頂上からスキー場全体を撮影したいのかなど、具体的にお伝えしてドローンを飛ばせるエリアを確認しましょう。
・どのサイズの機体まで飛ばしていいのか
ドローン機体のサイズによって、スキー場での空撮が出来る時間やエリアが限られる場合があります。具体的に使用する機体のサイズをお伝えしておきましょう。
・飛行時間の制限の有無
スキー場にはたくさんの利用客がいらっしゃいます。他の利用者の安全を確保するためにも、空撮時間の制限があるかどうかも確認しておきましょう。ちなみに、どのスキー場も昼間は来場者が多いため、早朝のドローン撮影などもおすすめです。
スキー場の許可を得たとしても、周りのスキーヤー・スノーボーダーへの配慮も必須です。
ゲレンデのど真ん中でドローンを操縦していては進路妨害となるだけでなく、事故につながる可能性もあります。ルールやマナーを守ってドローンで空撮しましょう!
スキー場に限らず、ドローンを飛ばす際には航空法や小型無人機等飛行禁止法に引っかかっていないかを確認しましょう。
ドローンの重量が100g未満か100g以上かで、確認すべき法律や内容が変わるため、まずは飛ばそうと思っているドローンの重量を確認しましょう。
ドローンの重量が100g以上であれば、必ず航空法を確認しましょう。また、100g未満であっても、小型無人機等飛行禁止法は「すべてのドローンが対象」になります。一部対象外となるケースもありますが、ドローンを飛ばすのであれば、小型無人機等飛行禁止法の把握は必ず把握しておきましょう。
法律に関して確認すべきことは、詳しくはコチラをご覧ください。
寒い場所でのドローンの使用について、ドローンのガイドラインでは「動作環境温度0度から40度」となっていますので、氷点下の場所での使用についてはオススメできません。なるべく快晴の時や、曇りでも著しく気温が低すぎない時にドローン飛行をするのがいいでしょう。
ドローンのバッテリーに使われているリチウム・ポリマー電池は、気温15°を下回ると電気を生み出す化学反応が鈍くなると言われています。とくにスキー場のような上空は地上より気温が低いため、冬場の撮影では急速にバッテリーが消耗することがあります。
寒い場所で使用する場合は、飛行開始する前からバッテリーを人肌で温めておくことで、自分自身の体温でバッテリーがほどよい温度に保たれ、バッテリーの動きがよくなるので、バッテリー対策にもご注意ください。
また、スキー場は見晴らしがよく風通しも良いため、より風の影響を受けやすくなる場所です。一般的にドローン撮影は風速5m程度までと言われているため、風が少ない天候の時を選ぶようにしてください。
今回は、スキー場でのドローン飛行についてご紹介しました。
自動追尾機能を使えば、実際に自分が滑走している姿を躍動感ある画角で撮影できるので、スキー場でのまた新たな楽しみ方の一つになるのではないでしょうか。
使用する際の気を付けるべき法律やルールを守りながら、今年の冬はドローンとともにウィンタースポーツを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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