サイボーグというとなにを想像しますか?
私は、アニメや映画でよくでてくるような
人型の強いキャラクターを想像しちゃいます。
鋼の錬金術師みたいな!
そもそもサイボーグとは、どういう意味なんでしょう。改造人間?
サイボーグ(cyborg)とは、サイバネティック・オーガニズム(cybernetic organism, cyb. + org. = cyborg)のそれぞれの省略形による合成語である。
引用:https://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/091026cyborg.html
つまり、人間だけじゃないんですね。
なるほど、
ロボット×生き物で考えると
考え方が広がります。
例えば、
以前鳥のドローンを紹介しましたが、
これが本物の鳥の羽だったら
サイボーグになるわけです!
↓
[clink url=”https://drone-girls.com/lets_drone/trivia/metafly/”]
サイボーグがドローンでも作れるのか。
ワシントン大学によってその実践がなされました。
その名も「スメリコプター」
なんと蛾のサイボーグのドローンなんです。
ちょっとぱっとしない名前かもしれませんが、
実は、特殊な力を持ったドローンです!
開発者の面々は、
「スメリコプター」とよばれる
小型のドローンについて、
とある能力の高さを語っています。
そのとある能力とは??
画像:タバコスズメガ(苦手な方もいるかと思いスケッチです 汗)
”タバコスズメガ”という蛾は、
とても匂いに敏感であることが知られています。
その能力は、触角によるもの。
彼らは、タバコスズメガの触角を切り落とし、
ドローンに電極で接続することで、
触角が匂いの化学物質と接触した際に
発する電気信号を測定することに成功しました。
その結果、
ドローンは100%設定した匂いの地点に自動で向かう
ことに成功したそうです!
そのドローンの画像がこちら↓↓
そのドローンは本物の「蛾の触角」を装着し、においを追いかける @wired_jp https://t.co/vwjS7AM049
— umihico (@umihico_) January 20, 2021
課題は持続時間。
蛾の触角がつかえるのは平均2時間程度だそうで、
ドローンの充電は更に短いのが現状。
これからの課題だそうです。
とはいえ、蛾の触角のすごいところは、
1兆分の1レベルという微小な匂いも感知できる能力の高さ。
さらに、
フェロモンや花の匂いを感知する蛾の触角を、
化学物質の感知に利用できれば
その可能性は無限大。
遺伝子レベルで感知する匂いの種類を
変えるのは大変そうですが、
もしできるのであれば、
危険物の感知などの利用も考えられます。
こうして、
サイボーグが身近に開発されている
ことがなんだか不思議です!
サイボーグが
身近になるときもそう遠くはないのかもしれません。