空の産業革命という言葉はご存知ですか?
政府が2015年から推進している計画のひとつで、空飛ぶ車やドローンといった、
「空の産業技術を発展させていこう!」というものです。
数々の企業が参入する産業ですが、環境を整えるためには大企業のサポートが必要不可欠です。
今回は、まさに空の産業革命を担う一手となるサービスが公開されたので紹介します。
株式会社NTTドコモは、ドローンの開発にも積極的で
以前紹介した羽根のないドローン「にゃろーん」も話題になっていました。
そのNTTドコモが、去年描いていたドローンプラットフォームサービスの構想「docomo sky」をついに実現しました。
その内容は、なんと世界初の上空の通信プランです。
NTTドコモが打ち出す空のビジネスの最先端とは?
通常ドローンというのはリモコンから通信して飛ばすので、あまりに遠くに飛ばしてしまったら使用が制限されます。
安全な飛行、長距離の操作をするためには安定した通信網が必要になります。
特に、産業利用、物流そして災害時の活用を考えたら安全にドローンを飛ばす通信網は必須になるのです。
その問題をいち早く解決するために名乗りを上げたのが、携帯サービスで有名な株式会社NTTドコモ!
NTTドコモはdocomo skyというプラットフォームから新たなサービスを公開しました。
そのサービスの名前は「LTE上空利用プラン」。
NTTドコモが持っているLTEのネットワークを利用することができるものです。
これによって、LTEの電波の届くところであればコントローラーから離れていても関係なしに飛ばせるようになってしまうんです!
まさに空の産業革命!
さすがNTTドコモということもあり、全国対応です。
月額49,800円というところがまだまだネックかもしれませんが、法人契約であれば現実的なのかもしれません。
ドコモの通信網を使える、と聞くと安心感がすごいですよね。
本当に、「ドローンが誰でもどこでも使える。」時代が実現しそう、という実感があります。
将来的には個人利用も期待されます。
NTTドコモのサービスを通じて日時と利用箇所を予約可能なので、契約者は簡単にドローンをどこでも飛ばせるようになることが期待されています。
ただし、以下説明がある通り、自身で申請は必要なようです。
・ドローンを飛行させる際に航空法等で定められている申請や届け出が必要な場合は、お客様にて実施していただきます。
・対地高度150m未満となります。150m以上の飛行は禁止しております。
引用:docomo sky
あとは、個人での利用が盛んになってきたらこの制約も変わってくるかもしれませんね。
例えば、ドローンの飛行申請がdocomo skyから利用できるようになれば、いよいよ一家に1台契約、なんて日がくるかもしれません。
使い慣れた企業のサービスから気軽にドローンを利用できるのは魅力的です。
身近に契約している人が多いNTTドコモが空の産業革命を後押ししていると、ドローンの存在をより身近に感じます。
NTTドコモの参入をきっかけに大手通信会社が続々参入し始めれば、低価格で個人が利用できる日がくるかもしれません。
そうなれば一家に1台契約、配達はドローン、家のポストは離着陸場になるかもしれませんね。