AED搭載ドローンは世界を変える?!AEDと私たちにできること

ドローンニュース

 

みなさんはAEDを使ったことがありますか?
AEDは自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)の略で、心停止した心臓にショックを与え正常なリズムに戻してくれます。
日本は世界でも有数のAED保有国ですが、実際にAEDが使用されているのはわずか5%と言われています。
AEDで助かる命があるのに、実用例が少ないのが現状です。
スウェーデンのカロリンスカ大学病院で、ドローンとAEDの興味深い研究が行われました。

 


ドローンとAED


日本のAED使用状況

日本AED財団によると、7分に1人が心臓突然死で亡くなっていると言われています。
こちらは少し古い動画ですが、私が学生のときに観た動画です。

いきなり目の前で人が倒れたら、、、
自分がパニックになってしまうだけと思っていたんですが、条件反射のようにAEDや応急処置を行える人になろうと感じた動画です。

日本には約62万台のAEDが設置されており、世界でも有数のAED保有国と言われています。
しかし、実際にAEDが使用されているのは2019年の1年間では1,311件、割合で言うとたったの5%。
AEDが全国各地で設置されていても、期待するような活用ができていないのが現状のようです。

AEDの使用率を上げるために、アプリの普及などがありますが、最終的には自分でAEDを取りに行く必要があります。
AEDを入手する方法の一つに、ドローンを活用できる方法があることがスウェーデンの研究でわかりました。

 

スウェーデンの研究実績

その方法とは、ドローンによるAEDの運搬です。
AED搭載ドローンを3機用意し、スウェーデンの約8万人の住民を対象に研究が行われました。
心停止が疑われる救急要請があった場合に、救急車に加えて可能な範囲でドローンを出動させました。
研究開始後3カ月間で、心停止が疑われる救急要請は53件。
このうち出動したドローンは12件。
他は、雨や強風などの悪天候や暗闇、また高層ビルの近くなど飛行禁止空域であったことなどを理由に、ドローンを出動させることができませんでした。

ドローンを出動させることができた12件のうちの11件は無事に現場に到着し、
その内64%は、救急車よりも早く現場に到着しており、その時間差は約2分でした。

 

AED搭載ドローンで助かる命

出典:https://aed-zaidan.jp/knowledge/index.html

救急車が到着するまでに日本は約8.7分かかると言われています。
上図は電気ショックが1分遅れるごとに救命率は10%ずつ低下することを示しています。
図からわかるように、現場を目撃した第一発見者の行動がカギとなります。
AED搭載ドローンが普及すると条件にもよりますが、救急車より約2分早く現場に到着することができます。
救命率が20%上がると考えるとすごいですね。
クリアすべき課題が山積みですが、日本でも普及してほしいものです。

 

AED搭載ドローンの課題

今回の研究結果で、挙げられていた問題点は数多くあります。
まず、天候です。
バッテリーの持続時間や、雨天・強風などの悪天候にも対応するドローンの開発が進むと解決できると言われています。
雨や強風に耐性があるドローンは発売されているので、近い未来実現しそうですね。

次に法律です。
日本や海外で決められているドローン飛行に関する法律は違いますが、各々の法律を変えるには時間がかかりそうです。

命が助かる可能性を引き上げるドローンの存在。
たくさんのいい事例を増やしていきたいですね。

最後に、安全性です。
今回の研究では、AED搭載ドローンが実際に使用されなかったため、使用後の心停止患者の予後に影響するかもしれないと言われています。
また、AED搭載ドローン使用時の安全性なども指摘されています。
人が関わってくるので、データを収集するのに時間がかかるかもしれませんが、AED搭載ドローンの使用実績が増えていってほしいです。

 

私たちにできること

AED搭載ドローンもAEDも音声案内に従うと、誰もが扱うことができます。

大事なのは、119番できるか?AEDが届くまでにどのような処置ができるか?
ドローンの技術進歩によってAEDの到着時間が早くなったとしても、現場に居合わせた人が行動する必要があります。
さらに、AEDが届くまでにBLS(一時救命処置)を実践していると救命率は上がると言われています。

BLSは、心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置のことで、正しい知識と流れさえ知っていれば、誰もが行うことができる手法です。

出典:http://aed-info.jp/wp/wp-content/uploads/2011/12/kyumeitejyun.pdf

小学校からBLS講習を行う地域もあります。
ご自身の地域のBLS講習会に年に1回は参加してみませんか?

 


最後に


AED搭載ドローンの研究が発展し、実現するのが楽しみです。
様々な問題で、日本の空をAED搭載ドローンが飛ぶ日は遠いかもしれません。
今、私たちができることをしていきましょう。

目の前で人が倒れたら、自分にできるのか?自分の判断は間違っていないか?などの不安が出てくると思います。

大事なのは、踏み出す勇気。
不安を取り除くのに、何回もBLS講習やAEDに触れる機会を作ってみてはいかがでしょうか。

ドローンは医療や運搬、災害など様々な分野で活躍しています。
新しい分野での可能性は無限大ですね。
これからも、ドローンと日常を結びつける情報を発信していきます。
ドローン業界のことならドローンジョプラスへお任せください。

 

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