傘はドローンが差す時代?!実用化が期待される「手で持たない傘」

ドローンに関する技術進歩が進むことで、私たちの日常生活も大きく変わっていきます。今回の特集は「ドローン傘」。傘は手で持ち、人が差すことが当たり前でした。そんな当たり前を変えてしまうような可能性がドローンにはあります。手で持たない傘と一緒に、あなたはどこへ行きますか?

 

 

 

「傘は手が塞がるし、移動が大変。もっと便利になったらいいのに!」
そう思った経験がある方は、少なくないのではないでしょうか?
今回はドローンを使った傘をご紹介!
雨の日や強い日差しの日のお出かけが、もっと楽しく快適になるかも?

 

栃木県の企業が開発中の『フリーパラソル』に期待

開発の原点は「昔から傘を持つことが嫌いだった」

多くの方が雨の日に傘をさすことを面倒に感じたことがあるのではないでしょうか。
例えば、荷物を両手に持っている時、自転車に乗っている時、電話をしている時など、手が塞がっている時に、傘をさすのが億劫になりますよね。
しかし、近い将来、雨の日に傘を持たずに外出することができるかもしれません。
現在、栃木県のアサヒパワーサービス株式会社が”手で持たない傘”『フリーパラソル』を開発中です。
それは複数のプロペラが付いたドローン傘で、電源を入れると傘が浮上し、使用者の進行方向に向かって、傘も一緒に移動するというものです。

商品化には法律や風・作動音の対策などが必要

もし実用化できれば画期的な日用品になることは間違いない『フリーパラソル』ですが、課題も山積みです。
例えば、風が強い日にドローン傘の制御がきかなくなるかもしれません。
その際、突風にあおられて墜落したドローン傘が、歩行者に怪我を負わせる可能性もあります。
ドローン傘の飛行時間が15分という短さも課題としてあげられており、
現在は飛行時間が1時間を超えることを目標に開発が進められています。

他にも、ドローン傘の作動音も課題です。
ドローンが飛行する時に発する音の音の大きさは80dB(デシベル)だそうです。
これは電車の中、どなり声、テレビやラジオの音に相当する大きさです。
目覚まし時計が60dBなので、ドローン傘の作動音は騒音と言えますね。
町にドローンが飛び回る時代が来たら、耳を塞ぎたくなりそうです…

こうした一つ一つの課題の対策ができたときに、はじめて実用化するのではないでしょうか。

 

ドローン傘でできること

雨でも炎天下でもお出かけが楽しめる!

ドローン傘は色々なシチュエーションで活用が期待されます。
例えば、家族みんなで楽しみにしていた休日のショッピング。
朝起きて、窓の外をみるとあいにくの雨。
でも、ドローン傘があれば、傘を手で持つことなく雨を防げるので、天気に関わらず思う存分ショッピングを楽しむことができそうですね。

近い将来、その日の天気次第で一日のスケジュールが変わってしまうような日々は無くなるのかもしれません。

手が届かない場所にも傘を差せる!

ドローン傘を活用することで、手の届かない場所にも傘をさすこともできます。
例えば、ゴルフをしている時にスイングをしている人の頭上に傘をさすことも出来ますし、
テーマパークやスポーツ観戦の際に、頭上に傘を飛ばしておくこともできます。
手ぶらで雨や日差しを避けることができるので、移動をするだけではなく、
よりアクティブに活動をすることができます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
私たちが普段手にしている日用品が姿を変えようとしています。

ドローンは元々軍事用として開発が行われ、現在は空撮や配送といった産業用としての活用の幅が広がってきていますが、今後さらに私たち一般消費者の日用品としても、ドローンが広がっていくことでしょう。

そんな日が近づいていると考えたらワクワクしますね!!
ドローンジョプラスではこのほかにも様々な活動やドローンに関するご紹介等を行っていますので、ぜひご覧ください。

 

 

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