雨の日でもドローンは飛ばせる!災害時にドローンの活躍も期待♪

ドローンは、雨の日に飛ばせるのかと疑問に思ったことはありませんか?
ドローンは機械であるため、基本的に水に濡れると壊れてしまうイメージがあります。
しかし近年、雨の日に飛行可能なドローンの開発も進んでおり、防水ドローンも存在しています。
災害でも活躍が期待される、全天候型飛行ドローンにも注目が集まっています。
そんな、雨の日でも飛ばすことが可能なドローンを紹介していきます。

 

雨、風、砂がドローンに与える影響

雨は浸水のリスクが高い

原則精密機械であるドローンに水は天敵です。
ドローンは、モーターやバッテリーなど様々な部品が内部に搭載されています。
また、機体に熱がこもらないように、内側から外側へ熱を逃すための穴や隙間が多く存在し、その穴から水が入り込んで浸水する恐れがあります。
バッテリーのショートや、モーターの故障などのトラブルもみられており、墜落のリスクが高いので注意が必要です。

風速5m/s以上から操作が難しい

空を飛ぶもの全ては、風の影響を受けます。
ドローンの機体によりますが、基本的に風速5m/s以上から操作が不安定になりやすいと言われています。
国土交通省でも「5m/s以上の突風が発生するなど、無人航空機を安全に飛行させることができなくなるような不測の事態が発生した場合には即時に飛行を中止する」と、無人航空機飛行マニュアルに記載されています。

砂は離着陸時に注意

ドローンを飛ばす時に、モーターに砂が入るとトラブルや故障の原因になるので注意が必要です。
浜辺や砂場でドローンを飛ばす時には、特に気をつける必要があります。
一番リスクが高いのが離着陸時です。
着陸して止まった途端に、吹き上げられていた砂が降りかかる恐れもあり危険です。
離着陸の場所に注意し、離着陸用のランディングパッドを敷くなど対策をしましょう。

 

全天候型飛行ロボット

防水ドローン『PowerEgg X』

出典:https://www.powervision.me/jp/product/powereggx

ドローンの飛行は天候による影響を受けやすいですが、雨でも飛行可能な防水ドローンも開発されています。
今回紹介するのが、Power Vision社の『PowerEgg X』で、卵形の防水ドローンです。
AI、4Kカメラ、録音機能、障害物回避機能、防水機能など、様々な機能が搭載されています。
ドローンを飛ばさなくても、ハンディカメラとして使うこともでき、見た目も卵形で可愛いです。

出典:https://www.powervision.me/jp/product/powereggx

基本性能は以下の通りになります。

・本体サイズ:165×100×100mm
・本体重量:862g
・最大飛行時間:30分
・最大飛行速度:18m/s

専用の防水カバーをつけると、雨でも飛行ができます。
完全防水というわけではないので、水没すれば故障するので注意です。

出典:https://www.powervision.me/jp/product/powereggx

有線ドローンPARC(田中電機株式会社提供)

なんと、日本唯一の有線ドローンで、7日間連続飛行可能な全天候型ロボット『PARC』を紹介します。

出典:http://drone.tanaka-denki.co.jp/parc/

天候に左右されず、長時間飛行が可能な産業用ドローンです。
大容量の搭載物も6つのプロペラを使って可能となり、122mの高さまで自由に垂直飛行もできます。
有線で電気を供給することで24時間7日間の連続飛行が可能です。

基本性能は以下の通りになります。

・本体サイズ:540×890×430mm
・本体重量:5,500g
・最大積載可能重量:122m地点 約1,600g
・最大飛行時間:24時間7日間連続飛行可能

操作用パソコンからクリックするだけで動かすことができ、操作技術は不要です。
火災現場・災害時の状況確認、煙突や高所の点検、イベントでの警備など、幅広く活躍が期待されています。

 

まとめ

ドローンの飛行は天候の影響を受けるので、強風時や雨天時は特に注意が必要です。
また、精密機械でもあるドローンにとって水は天敵ですが、近年開発が進んでいる「防水ドローン」や「全天候型ドローン」を使えば、雨の日でも飛ばすことができます。

雨の日の飛行は操縦が難しいので初心者の方にはおすすめできませんが、
防水型のドローンの開発が進むことで、災害時などの分野で活躍が大いに期待できそうです。

 

Translate »