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ドローンを「便利」で「安全」に運用するための技術と研究成果を紹介

コラム

近年、ドローンの運用の規制緩和に向けた制度改正が進んでいます。

以前ドローンジョプラスでも記事として紹介したように、2022年度中には「レベル4」と呼ばれている、有人地帯での目視外飛行を目標として、国が動いています。

2022年中にドローンの登録制度を導入しようとしている国土交通省を始めとして、各省庁も「レベル4」社会の実現に向けて活動をしています。

今回はその中でも、総務省管轄の研究機関である国立研究開発法人情報通信研究機構(通称「NICT」)の成果報告を2つ紹介していきます。

NICTによる、通信に関する2つの実験

2つの実験・研究の成果をまとめると「ドローン同士がお互いの位置を認識できるようになり、衝突するケースが少なくなる技術が確立された」ということになります。

具体的にどのような事が実験を行ったのか、早速見ていきましょう。

互いの位置認識で、便利な複数台運用が可能に

今回開発されたシステムは、同じ波長の電波をお互いに送受信することで、ドローン同士が機体の位置関係を把握できるようにするものです。

この機能を使ったひとつ目の実験の内容は、1台の親機Aが離陸と着陸を先導し、3台の子機Bが動作を自動追従するというものです。

▲実験のイメージ:各ドローンが一定距離を保ちながら親機に追従

この実験は、ひとりが複数のドローンを同時に操作できるようになることを期待して行われました。

複数台のドローンを飛行させたいときは、従来なら台数分の操縦者を必要としましたが、この実験が成功したことにより、ひとりでも複数のドローンを操縦できることが証明されました。

今後は実用化に向けて、精密な動作やひとつひとつのドローンを複雑に動かすことができる技術の確立が期待されます。

位置を把握し、ドローンが自ら衝突を回避!

位置関係を把握する機能を使った実験がもうひとつあります。

それは、自律飛行中に互いが衝突しそうになったとき、自動で回避し元の飛行ルートに戻る、という動作を4台同時に行う実験です。

今までは3台同時の回避しか実証されていませんでしたが、今回世界で初めて4台同時の回避に挑み、実験は成功しました。

 ▲ 実験のイメージ:お互いに回避しながら目的の場所を目指す

また、この自律飛行で衝突を回避する実験はドローンと有人ヘリコプターの間でも実施され、数kmの距離まで近づいたヘリコプターをドローンが自ら回避することが実証されました。

多くのドローンが自律飛行する世の中を実現するために、「安全性」は欠かせない要素だと思っています。

今回の実験により、ドローン同士が衝突するケースが少なくなったことで、衝突による墜落事故は減ることになるでしょう。

ドローンの下を安心して歩くことができるような世の中が楽しみです。

まとめ

今回の研究によって、「追跡」と「衝突回避」という2つの機能が進歩しました。

「レベル4」への移行を目前とした中で、ドローンをより便利で安全に使えるような研究成果が報告され、ドローンが身近で活躍する世の中が近づいてきたようでワクワクします。

ドローンジョプラスでは今後も最新のドローンニュースをお伝えしていきます。

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