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「次は何の仕事をしよう?」専業主婦だった私がドローンを仕事にするまで

「ドローンって農業で使うんだ!」
愛さんがドローンに興味を持ったきっかけは、テレビで偶然見かけた農業ドローンでした。
当時は、将来ドローンの仕事をしようと思っていたわけでも、「ドローンでこれをやりたい」という明確な目標があったわけでもありません。

会社員として営業の仕事を経験した後、結婚・出産を経て専業主婦に。
子育てが少し落ち着き、「次は何の仕事をしようかな」と考え始めた頃、ふと思い出したのが、以前テレビで見たドローンでした。

「ちょっと調べてみようかな」
そんな小さな興味から始まったドローンが、今では愛さんの仕事になっています。
現在は、ドローンスクールのインストラクターとして働きながら、農業ドローン事業の立ち上げにも携わっています。
今回は、「とりあえずやってみる!」を大切にしながら、未経験からドローンの世界へ飛び込んだ愛さんに、これまでの道のりを聞きました。

ABOUT ME

飯田 愛さん

東京都出身。
会社員として営業職を経験した後、専業主婦に。子育てが少し落ち着いたことをきっかけに新しい仕事を探し始め、2022年にドローンジョプラスへ入会。
現在はPilinaドローンスクール湘南でインストラクターを務めながら、農業ドローンの仕事にも携わっています。
テレビで知った「農業ドローン」がすべての始まりです。

――ドローンに興味を持ったきっかけを教えてください。

おそらくNHKの番組だったと思うのですが、テレビで農業にドローンが使われているのを見たのが最初です。
「ドローンって農業でも使うんだ!」
と思ったのを覚えています。
でも、その時点で「将来ドローンの仕事をしよう」と思ったわけではないんです。
それからしばらくして子育ても少し落ち着き、「次は何の仕事をしようかな」と考えられる余裕が出てきました。
そのとき、以前テレビで見たドローンのことをふと思い出して。
「そういえば、ドローンってどうなんだろう?」
と調べ始めました。本当に、そのくらい軽い気持ちからのスタートです。

「私にもできるかも」と思わせてくれた、2人の女性オペレーターとの出会い

――調べ始めてから、どのようにドローンジョプラスに出会ったのでしょうか?

インターネットでいろいろ調べているうちに、まずは近所で開催されているドローンの体験会に参加しました。
そこで私についてくれたインストラクターが、農業ドローンのオペレーターもしている女性でした。
しかも、小柄で、お母さん。
それまで私の中では、農業ドローンや産業用ドローンは「機械に強い人」「男性」「体力がある人」が扱うものだというイメージがありました。
でも、目の前にいる女性(しかも自分と環境?状況?が似ている)から実際に仕事をされている話を聞いて、
「私にもできるのかも?」
と思ったんです。

そしてさらに興味が湧き、ドローンについて調べていくなかで「ドローンジョプラス」という女性コミュニティを知りました。
すぐに参加したドローンジョプラスの体験会で、農業ドローンや産業機の分野で活動していた「えみごん」という女性にも出会います。
これまた小柄で、若くて、かわいくて。
「やっぱり私にもできるのかも?」
立て続けの出会いに、ポジティブ発動しました(笑)
「とりあえず私もドローンやってみるか!」
そんな感じで入会しました。

「できるかもしれない」その日にトイドローンを購入

――最初からドローンの経験があったのでしょうか?

未経験も未経験。ドローンに触れること自体が初めてでした。
まずは自宅から一番近い体験会を探して、「どんなもんかな」と様子を見に行きました。
実際に飛ばしてみて、
「そこそこできるかもしれない」
そう思ったので、その場でトイドローンを購入。その日から練習を始めました。
その後、女性のドローンコミュニティ「ドローンジョプラス」を知り、入会。
入会初月から積極的に案件へ参加し、実際の現場で経験を重ねていきました。
私、最初から「こういうドローンパイロットになる」というキャリアプランがあったわけではないんです。
まず参加してみる。
知らないことがあったら見に行ってみる。
機会があったらやってみる。
今でもこれが私のポリシーです(笑)。
そうやって一つひとつ経験を重ねていくうちに、少しずつ業務委託でドローンの仕事をいただけるようになっていきました。

「とりあえず取っておこう」で農業ドローンのライセンスを取得

――農業ドローンに本格的に関わるようになったきっかけは?

ドローンジョプラスのイベントで、農業ドローンの現場を見学する機会がありました。
実際に目の前で飛ぶ農業ドローンは迫力があり、目が釘づけになりました。
ドローンジョプラスのメンバーと一緒に講習の日程を組むこともできるということで
とりあえずでもいいから、農業ドローンのライセンスを取っておこうと決めました。

「これを取って絶対に農業ドローンの仕事をするぞ!」
という感じではありません(笑)。
取れる機会があるなら、取れるときに取っちゃおう。
そのくらいでした。
農業ドローンのライセンスを取得したのは、茨城県の桜ドローンスクールです。
その後、ドローンジョプラスの案件やスクールの案件で、スポット的に農業ドローンの仕事に参加するようになりました。

物流案件から国家資格へ。そしてインストラクターに

――現在はドローンスクールのインストラクターもされていますね。

ドローンジョプラスから紹介してもらったネクストデリバリーの物流案件に参加したことをきっかけに、二等無人航空機操縦士を取得しました。

その後、Pilinaドローンスクール湘南とご縁があってお話をいただき、講師として働くようになりました。
今年で3年目になります。
当初は二等資格の講習を担当していましたが、講師として受講生を指導する中で、自分自身もさらに知識や技術を深める必要性を感じ、一等の資格も取得しました。現在は一等・二等の講習や修了審査も行っています。
最近では、長嶋一茂さんがテレビ番組の企画で二等無人航空機操縦士の資格取得に挑戦された際、講習を担当させていただきました。

最初は「ちょっとドローンを調べてみよう」くらいだったのに、振り返ってみるとずいぶん遠くまで来ました(笑)。

農業ドローンは「農薬を撒く」だけじゃなかった

――農業ドローンに対する考え方が変わった出来事があったそうですね。

ライセンスを取得した桜ドローンスクールで印象的だったのが、農家さんと一緒にドローンを使った「水稲直播」に取り組んでいたことです。
ドローンで農薬を撒くのではなく、種をまいて、お米を育てていく。
「ドローンって、こんなこともできるんだ」と思いました。
それまでは私自身も、農業でドローンといえば農薬散布のイメージが強かったんです。
でも実際には、農薬や肥料の散布だけではありません。
直播、生育管理、獣害対策、受粉など、全国各地でさまざまな活用方法があります。
この経験をきっかけに、農業ドローンを単なる「農薬を撒く機械」ではなく、農業そのものを支えるツールとして見るようになりました。

「この地域でやったらいいんじゃない?」から農業ドローン事業を立ち上げ

Pilinaドローンスクール湘南の周辺地域が、神奈川県内でも有数の米どころだと知った愛さん。
そこで一つのアイデアが浮かびました。
「農業ドローン、スクールでやったらいいんじゃない?」
当然ですが、スクールにはすでにドローンの資格を取得した卒業生がいます。
資格を取って終わりではなく、その先に実際にドローンを使った仕事を経験できる場所があったら、スクールにとっても、卒業生にとっても、より価値のある環境になるのではないかと考えるようになりました。

やってみたいドローン直播。でも最初に来た仕事は……?

――愛さんにはどうしてもチャレンジしたいことがあったと聞いています。

「農業ドローンを事業化をするなら、やっぱり直播がやりたい」
と思い、いろいろなところへ電話をかけました。
結果は、まだ実現できずです(笑)
その代わり、、、と言っては語弊がありますが、この問い合わせをきっかけに、地元の農協と農業法人から「カメムシの予防散布をお願いしたい」と声をかけてもらい、今夏は約80町歩の散布業務に携わることになりました
やりたかったこととは少し違うところから始まりましたが、動いたからこそ、新しい仕事につながったのだと思います。

「ドローン×農業といえばあの人!」と思い出してもらえる存在になりたい

――これから挑戦したいことを教えてください。

目標は、
「ドローン×農業といえばあの人!」
と思い出してもらえる存在になることです。

先のお話にもありましたが、農薬や肥料の散布だけではなく、獣害対策や生育管理、受粉など、ドローンには様々な活用方法があります。それらを自分たちだけでやるのではなく、スクールの卒業生や農家さんも巻き込みながら、地域農業に貢献していけたらいいなと思っています。

次の挑戦は「ドローン×雪」
もう一つ、これからやってみたいのが「ドローン×雪」です。

農業ドローンのT10を一緒に購入した友人が、新潟県津南町で農業をしています。
豪雪地帯なので、道路などのインフラの除雪は行き届いていても、「畑の準備をしたいのに雪がなかなか解けない」「家の前の雪かきが追いつかない」といった問題があるそうです。
そこで今年の冬、ドローンを使った融雪剤のテスト散布を計画しています。
市販されているドローン用の融雪剤が実際にどれほど効果があるのかを検証し、将来的には本格的な取り組みにつなげていけたらと思っています。

最初から「やりたいこと」が決まっていなくてもいい

テレビで偶然見かけた農業ドローン。
「ちょっと調べてみようかな」というところから始まり、体験会へ行き、その場でトイドローンを購入。
ドローンジョプラスに入り、入会初月から案件に参加し、農業ドローンのライセンスを取得。
物流の仕事を経験し、国家資格を取得し、インストラクターになり、そして今では農業ドローン事業を立ち上げるまでになりました。
でも、愛さんが最初からこの未来を描いていたわけではありません。

愛さんの話を聞いていて印象的だったのは、
「機会があったらやってみる」
という言葉でした。
「やりたいことを明確にしてから始めなくちゃ」と考えると、新しいことへの一歩は重くなってしまいます。
でも、ちょっと興味を持ったら調べてみる。
面白そうな人がいたら会いに行ってみる。
機会が来たら、やってみる。
そんな一つひとつの小さな行動が、気づけば新しいキャリアにつながっていくこともあります。
ドローンに少し興味があるけれど、「私にできるのかな」「仕事にするところまでは考えていない」と思っている方にこそ、愛さんのような始め方があることを知ってもらえたら嬉しいです。

愛さんに直接聞ける!「農業ドローン」のオンラインイベントを開催します

「農業ドローンって、実際どんな仕事をするの?」
「未経験からでも始められる?」
「資格を取ったあと、どうやって仕事につながっていくの?」
そんな疑問を持っている方に向けて、飯田愛さんをゲストに迎えたオンラインイベントを開催します。
イベントでは、愛さんがドローンを始めたきっかけから、ドローンジョプラスで経験してきたこと、インストラクターや農業ドローンの仕事につながるまでを、さらに詳しくお話しいただきます。
農業ドローンのリアルな仕事についても、実際の経験をもとにご紹介。
後半には質問できる時間も予定しています。
「ドローンに興味はあるけれど、何から始めたらいいかわからない」
「農業ドローンの仕事をもっと知りたい」
「ドローンジョプラスに入ったら、どんな経験ができるの?」
という方は、ぜひお気軽にご参加ください。

イベント概要


農業ドローン×ドローンジョプラス オンラインイベント

日時:9月23日(水)19:00〜20:30
ゲスト:飯田 愛さん
進行:井口 恵(株式会社Kanatta)

▶︎ イベント詳細・お申し込みはこちら
https://peatix.com/event/5150041


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