「スマート農業」をご存知ですか?スマート農業は年々認知度が広がっています。
実際にスマート農業はどこまで発展しているのでしょうか?
また、ドローンはスマート農業で欠かせない存在です。
スマート農業の展望とドローンがスマート農業で果たしている役割について紹介します。
スマート農業とは、「ロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用して超省力・高品質生産を実現する新たな農業」と農林水産省が定義しています。
ドローンやロボットなどのIT技術を農業に導入することで、農作物の生産効率を上げていくことが目的です。
今までの導入実績として、自動走行トラクターの導入により1人当たりの作業可能面積が拡大されたり、アプリケーションソフトを活用して⽔⽥を遠隔管理することで、従来の水管理労力を80%削減しました。
限られた時間の中で、作業が効率よくできるのは大変有難いですね!
これまでは重労働のため男手が必要だったり、熟練した経験値を持ってないとできなかった農作業が、スマート農業の普及で女性や年配の方にも活躍できる場が広がっていきそうですね。
農林水産省は、2025年までに農業の担い⼿のほぼ全てがデータを活⽤した農業を実践できることを目標にしています。
目標を実現するための課題が、導入コストが高い、機械を操作するための勉強会が不十分、インフラ整備不足などが上げられます。
たとえば、トラクタをロボット化すると従来のトラクタ(約1,000万円)より約300万円初期費用が余分にかかります。
また、自動操舵トラクタは大きな農地を対象しているものが多く、小さな農地が多い地域では導入しにくい現状があります。
これらの課題を解決しスマート農業を加速化させるため、2019年から「スマート農業推進総合パッケージ」がはじまりました。
これは、自治体・農業者・民間企業などが地域に合った先端技術を提案し、スマート農業を定着させていく動きで、国家予算で令和3年度予算で14億円、令和2年度3次補正で62億円が計上されています。
強力で優れたスプレー効果を持ち、広大な農地や果樹園などの地形上空を自律飛行で作業することができます。
また、全方向デジタルレーダーを搭載しているため、農地の障害物を検知し回避することも可能です。
木や傾斜など、今まで人の手で農薬散布していた場所でも飛行ができそうですね!
こちらのドローンは水洗いが可能です。
農薬散布で汚れた機体を水で掃除できるのはうれしいですね。
出典:https://saitotec.com/products/katana/katana-12d1750f/
こちらの動画をご覧ください。ドラム缶を軽々と運んでいます。
ホバリング時の最大搭載荷重は80kgですが、飛行時間は荷重によって異なり、荷重30kgでは約10分、荷重40kgでは約8分飛行することができます。
運搬時の速度は時速30㎞のため、荷重30㎏では約5㎞先まで荷物を運ぶことができます。
野菜や果物の運搬は軽々できそうですね!
上空の5㎞は結構な距離を飛行することができます。
傾斜があるところや、道が補装されておらず今まで手作業で行ってきた部分への活躍が楽しみですね。
出典:https://www.dji.com/jp/p4-multispectral
https://www.dji.com/jp/p4-multispectral/video
動画をご覧下さい。
動画を見てわかるように、ドローンを片手で運ぶことができます!
作物の生育状態は定期的に行いたいものです。
そのため、ドローンの持ち運びが手軽なのはありがたいですね。
「P4 Multispectral」はDJIのPhantomの機体の性能を持ち合わせています。
RGBカメラ(赤・緑・青の3種類の画像を重ね合わせてカラー画像にしたカメラ)と5つのセンサーを搭載しているため、通常のカメラと比較してより鮮明なカラー画像を撮影できます。
6台全てで撮影された画像のリアルタイムで正確なデータを取得し、正確な測定値を知ることができます。
スマート農業によって、農業のイメージが変わりました。
スマート農業は世界各国で取り組まれています。
日本の繊細で安全な技術が世界に普及していくのが楽しみです。
スマート農業とドローンの関わりはさらに密接になってきます。
ドローンの活躍の幅はどこまで発展するのでしょうか?
未知なる世界まで連れて行ってくれるドローンに目が離せません!