ドローンの練習場には旧スキー場が最適?遊休農地の再生利用

1月がスタートし、各地で降雪が見られる地域も増えてきました。
雪を見たらスキー・スノボをしたくなる人も多いのではないでしょうか?
わたしも大のスノボ好きで、毎シーズン必ずスキー場に滑りに行っています。

スキー場は広ければ広いほど様々なコースがあって楽しいですよね!
しかし冬のシーズン中はスキーやスノボを楽しめると言っても、夏などのオフシーズンはどんな使われ方をするのでしょうか?
皆さんご存じですか?

例えば滋賀の琵琶湖バレイでは、ハイキングや紅葉・琵琶湖を楽しめるスポットとして人気を集めています。
びわ湖バレイ/びわ湖テラス

ここでさらに気になるのが、使われなくなったスキー場。
つまり、冬も夏も関係なく用途がなくなったスキー場はどうなってしまうのでしょうか?

今回は、そんな旧スキー場をドローンの練習場として活用する事例をご紹介いたします。
▶笹原集落の活性化へ ドローン練習場準備

奥蓼科の旧スキー場

長野県にある奥蓼科(おくたてしな)には昔、蓼科アソシエイツというスキー場がありました。
茅野市湖東笹原の笹原観光まちづくり協議会は、現在では使われなくなったこの土地をドローンの練習場にすべく準備を進めています。

スキー場ならではの広い土地に加えて駐車場スペースがあるため、ドローンの練習にはもってこいの場所なのです。
ドローンの操縦者の増加や技術の向上への貢献だけでなく、遊休農地の有効的に使うこと出来ます。

遊休農地とは、農地に関する法律をまとめた農地法によって定められた現在・将来的に耕作を行う見込みや予定がない農地のことを指します。
遊休農地が生まれてしまう代表的な原因は、やはり高齢化が挙げられます。
跡継ぎがいないため農業を続けることが出来なくなった農家に多いのですが、スキー場の廃業からの遊休農地化もあります。

使われなくなった(使えなくなった)土地の有効利用は、資源の再利用や環境への貢献にもつながるのではないでしょうか?
ドローン利用者にとっても、ドローンを飛ばすことができる場所が増えるだけでもうれしいですよね♪

更なる発展に向けて

この取組みの代表である笹原観光まちづくり協議会は、こんなことも考えているそうです。
・笹原の魅力をドローン空撮し、移住による人口増加
・練習場の開設によるスクール運営
・地権者への売上の一部を支払うことによる経済活性化
・土地の整備による景観再生
・地元の温泉や農産品との連携による地域活性化

「まちづくり」の一環としてはとても効果のある取組みだと思います!
2020年の本格オープンを目指すとのことなので、これからの発展が非常に楽しみです。
いつかは行ってみたいですね♪

 

良いことづくしの町おこし

流行りがあれば廃りもあるものですよね。
スキー場に代わってドローン練習場が開設されるのも、時代の流れの1つなのかなと感じます。
良い悪いではなく、やはり時代の変化に柔軟に対応することのほうが大事だとわたしは思います。

そもそもスキー場がなくなってしまうことや遊休農地が増えていることなど、知らないところで様々な問題があることに気付くことができました。
もし同じような問題を抱えている地域があるのであれば、今回のような良いことづくしの事例をぜひとも共有したいものですね。

これからも、知ってよかったと思われるようなドローンに関するニュースを発信していきます!

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