ドローンがタクシーとして利用できるようになる!そんな夢のような未来が、実はもうすぐそこまで迫っています。配車サービスで有名なUberはじめ、世界ではドローンタクシーの実用化に向け様々な動きが盛んになっています。私たちの生活を大きく変える可能性を秘めるドローンタクシーの今と未来を見つめます。
空撮やホビーだけでなく、農業や測量など様々な分野で活躍するドローン。
そんなドローンがいよいよタクシーのように移動手段として、私たち人を運ぶ日が来るかもしれません。
世界中では既にコンセプトモデルが発表されたり、法整備を進める動きも出ています。
わくわくする近未来が実現する日は近いかもしれません。
ドローンを使って気軽に空を飛びたい!という人の想いが世界各国で実用化されつつあります。
まずはドローンと言えば、中国を語らずにはいられません。
中国のドローンメーカーEHang社が出展した「EHang 184」は、ドローンタクシーが話題になったコンセプトモデルと言われています。
2017年2月から試験運用を開始され、改良を重ねた空飛ぶタクシー「EHang 216」は、本体から伸びる8本のアームの先端に、それぞれふたつのローターを備えた16枚羽となります。
充電時間はたった21分。
動画はこちら。
スイスでは、公共機関であるSwiss Postが2015年から血液サンプルなど医薬関連物資を対象にしたドローン配送に取り組みはじめました。
配送エリアは制限があるものの、車で45分かかる場所へ数分で荷物を届けるシステムです。
(2019年5月に墜落事故を起こし、現在ドローンによる輸送業務を中断しています。)
また、サンフランシスコではサンフランシスコに本社があるZiplineは、カタパルト発射させるユニークなドローンで医薬品を届けるサービスをアフリカ国内で展開しています。
ドローンタクシーの画期的な姿を紹介します。
まずはこちら。
https://www.italdesign.it/project/pop-up-next/より引用
エアバスとアウディが共同で開発を進めているドローンタクシー「Pop.Up Next」です。
小型の2人乗り自動運転車とドローンが合体し、用途にあわせて陸と空の両方を移動できるという革新的なアイデアで、交通渋滞や移動の問題を解決する新たな移動手段として2017年から開発が始まりました。
合体シーンは、地上モジュールが静止している真上にフライトモジュールが正確に着地します。
合体が完了すると地上モジュールはそのまま目的地へと移動するまでもが自動です。
今の移動手段のように、飛行機から1回降りて、再度タクシーに乗る必要はありません。
気がつくと目的地にたどり着いているため、まさに夢のような移動手段ですね。
値段が気になるところですが、キャリーを持って移動する手間がなくなることはとても魅力的です。
10年以内に実現化するとのことで、移動時間と移動距離を考えると安く感じるかもしれません。早く自分の目で確かめたいですね!
動画はこちらから。
次に紹介するのはこちら。
ドイツのVolocopter社(ボロコプター)の「VoloCity」です。
https://www.volocopter.com/en/urban-mobility/より引用
一番特徴的なのは、外観の18のローターをまとうヘリコプターみたいなデザインですね。
18のローターがあることでシステムに障害が発生した場合に備えて、予備装置が確保されているためリスクを下げることができます。
空を飛ぶことで想像するのはわくわくと同時にもし墜落したら・・・と言う恐れ。
18もローターがあると考えられるリスクがかなり下がりそうですね!
最新のニュースでは、2020年9月に乗車予約をスタートしました。
利用金額は15分間のフライトで約40,000円、予約は10%のデジポットの約4,000円でできるようです。
予約しても実際の運用は2~3年後らしいですが、最先端の技術にいち早く触れられるチャンスのチケットを思うと予約したくなります。
動画はこちらから。
2019年に自動車配車サービスを運営するUberが、電気式の空飛ぶタクシー「UberAir」のコンセプト動画を作成しました。
動画がこちら。
Uber Airの魅力は垂直離陸システムがあること。
垂直離陸システムがあることで都市部の空を移動することができます。
Uber Airの着陸地であるUber Elevateのサービスは2023年にテキサス州・ダラスとフォートワース、カリフォルニア州・ロサンゼルスで開始される予定です。
また、オーストラリアの首都であるメルボルンも、アメリカ国外初のUber Elevate導入都市となる見込みです。
Uber Airの利用料金はUberの配車サービスと同程度にまで下がると言われています。
日本でも新型コロナウイルスの影響でUberがかなり普及しました。
今度、日本にもUber Elevateが導入されるとより身近に進化を感じるかもしれません。
SkyDriveは、2020年8月に有人試験機「SD-03モデル」を披露しました。
特徴はコンパクトなことです。
SkyDriveでは、空飛ぶクルマを日常的な移動手段として普及させるために、駐車場2台分に収まる「世界最小モデル」の開発に挑んでいます。
SkyDriveがこれまでに調達した資金は、累計で59億円!
日本では、2023年に空飛ぶクルマの事業を開始することが、内閣府の成長戦略に盛り込まれているため、大企業が数多く投資しています。
それだけ今後の期待が高いということですね。
SkyDriveの他に、ENEOSやNECもエアモビリティのインフラ整備に意欲をみせています。
今後は、2023年に大阪湾の舞州〜大阪駅近くの淀川河川敷間において、サービス開始を予定しています。
大阪万博を見据えて湾岸エリアでのサービス拡大を目指しています。
2018年の記事で、ドローンジョプラスでもドローン近未来についての記事をあげています。
2年前と比べて物凄いスピードで進化しているドローン業界。
目が離せません。
最近の記事でもぞくぞくと整備が整いつつあります。
こちらの動画は私が一番わくわくした動画になります。
まさに映画のような動画ですよね!
これから私たちとドローンの関わりは大きく変わっていきます。
一個人としては、「空飛ぶ車」が当たり前の世界が実現し、実際に空でドローンに乗っている自分を想像しただけでわくわくします。
映画やアニメの夢物語と思っていたことが、自分が生きている時代に現実になってきていることを知ると、人は本当に望んだもの実現化する力を秘めていると感じます。
人の可能性は無限大。
あなたはドローンとどんな未来を歩いていきたいですか?