ドローンで撮影する際、機体が不安定だと美しい映像が撮りずらい。
そんな時重要になってくるのが「ジンバル」
シンバルじゃないですよ〜(笑)
簡単にいうと揺れを感知し、カメラを水平に保つ機能のことです!
ジンバルにも種類があるので比較してみるといいですね。
今回は本格的な空撮用ドローンには欠かせない
「ジンバル」について紹介したいと思います☆
ドローンの性能について調べているとよく目にするこの「ジンバル」という言葉は、
空撮において極めて重要な要素なんです!
ジンバルについて、Wikipediaなどで調べてゆくと情報量が多くて混乱してしまいましたが(苦笑)
細かい仕組みやら定義やらは置いといて、
結局
「物が傾かずにまっすぐになる」機能
だと考えると一番理解しやすいのではないでしょうか。
回っているコマがまっすぐになるように、
ドローンの機体が傾いても、カメラを水平に保つ仕組みなんですね。
さらに調べていくと驚きの発見が!
紀元前3世紀に、ジンバルの原点とも言える発明が行われていたんです。
どの面も上になるように回転することができるインクポットを使っていた人物がいるそうです。
旅行家でもあり発明家でもある「フィロン」という人物が移動中、
揺れる車内(馬車内?)でも絵や文字が書けるようにするために発明したものが今の基礎になっているんですね。
…なんだか、歴史の時間みたいなお話になってしまいました(笑)
その後2000年以上の月日が流れ、いよいよドローンにジンバルが搭載される日が来るわけですね!」
(そもそもドローンの発明という話も必要かもしれないけど、それはまたの機会に…)
今やコンパスからロケット、そしてドリンクホルダーに至るまで
実は生活の隅々まで使われているこのジンバル技術ですがドローンの場合は
キレイな映像を撮りたい!
けどコンパクトな機体にしたい!
できるだけ軽くしたい!
という要求もあるため、「電子制御」が行われています。
機体の中にあるセンサーが、僅かな揺れを感知するんです!
これにより、風や機体自体の傾きから発生するブレを押さえます。
ゆっくり飛ぶドローンからの壮大な空撮映像や
ホバリングしている時の映像をじっくり見てみて下さい
まるでカメラが空中に固定されているような美しい映像ですが
ここに紀元前からの発明が生きてるんですね…(しみじみ)
ジンバルについて調べているとよく見る「2軸」「3軸」の違いは何でしょうか?
先ほど「揺れを感知する」と書きましたが、単に揺れると言っても色んな方向の揺れがありますよね。
2軸→2方向の揺れを感知する
3軸→3方向の揺れを感知する
ということなんです。
具体的には
2軸→ティルト(縦)、ロール(回転)
3軸→パン(横)、ティルト(縦)、ロール(回転)
という動きに対応しています。
つまり、2軸ジンバルの場合は横方向の動きに弱い、とも言えますね!
こちらの記事はとても分かりやすかったのでオススメです♪
動画も見れますよ~。
▶2軸ジンバルと3軸ジンバルの違いとは?
上にも書いたように、ドローンにジンバルを搭載する際にネックになってくるのは大きさと重さです。
残念ながら、Telloなど200g未満のトイドローン、そしてマイクロドローンにはジンバルが使われていないようです。
Amazonで大人気の「Holy Stone」のドローンにジンバルが使われているものはありませんでした。
200g未満だから~とか
○万円以下だから~とかではなく、
ジンバルが搭載されていないものは、やはり本格的な空撮には向いていないと言わざるを得ません。
調べてみたところ、どうしてもジンバル搭載になると重さが250gほどにはなってしまうようですね。
…とは言え、「あと50g!!」って感じです(゚д゚)
航空法の制限を受けない、200g未満のドローンにジンバルが搭載されたら
もっと爆発的に空撮が流行るんじゃないかな~と妄想が膨らみます!
そもそも200g未満の軽いドローンは風の影響などもより受けやすいわけですから
ジンバルの効果は絶大でしょう。
けど、ジンバルを使うから機体が重くなる…うーん、ジレンマなんですよね
さらに調べていたところ、最近ドローン図鑑にも取り上げられるようになってきた
Walkera(ワルケラ)社のジンバルカメラ G-2D を他のドローンに取り付ける人もけっこういるみたいです。
自作っぽくパーツを組み合わせるのももちろんアリですが、
気がついたら200gを超えていた…ということの無いように自己責任でお願いします(^^ゞ
ドローンが流行りだした一つの原因として、ジンバルの機能が挙げられるわけですが
当然DJI製品は高機能な電子制御ジンバルを備えています☆
シリーズで言うと
Phantom3以降
Mavic Pro
Mavic Air
などは「3軸ジンバル」を搭載している機体です。
また、Mavic Airよりも安価な「SPARK」は2軸ジンバルで、電子制御ではなく機械制御の仕組みになっています。
もちろんそれでもさすがはDJI製品、空撮には困らないクオリティだとは言えるんですが
やはりジンバルの性能の差は値段にも影響するんですね。
ドローン以外では、「手持ちカメラ」というジャンルも面白いですよ♪
最後に他のジンバルカメラの例も見てゆきたいと思います☆
やはり今話題になっているのは先日発売されたDJI osmoではないでしょうか?
実際目にした時はその小ささにびっくりしました(゚д゚)!
まだまだ電子制御や3軸のものとなると高価だったりしますが
確実に普及してきており、小型化されているジンバル
途中にも書きましたが、トイドローンに普通に搭載される時代が来たらすごいなー!
期待して待つことにします☆
今回は、ここまで!