外に出ると、街のいたるところにクリスマスの装飾が増えてきて、イルミネーションや雪による幻想的な景色が楽しめる季節になってきましたね!
先日のコラムでは、秋から冬にかけてのイベントでドローンショーとコラボしているものをいくつか調べて紹介しました。(秋冬イベントまとめ はこちら)
見て楽しむことはもちろん、冬に実際にドローンを飛ばして空撮したい!という方もいるのではないでしょうか?
今回は「冬の空撮」をテーマにして、空撮をするうえでの寒さ対策で大事なポイントを3つに絞って紹介します!
冬の屋外でドローンを飛ばす際には、春から秋にかけてとはまた違った気を付けるポイントがあります。それが『寒さ』です。
ドローンを操縦するにあたって、外気の影響が出やすい冬に知っておくと安心な操縦者・ドローン本体・ドローンに搭載するバッテリーに対しての『寒さ』対策について、紹介します!!
ドローンの操縦は、指先の細かい動作が必要となるため、手の感覚が大事です。しかし、寒さが厳しいと手がかじかみ、細かい動作が鈍りやすく操縦ミスが生じやすいです。操縦ミスをすると大事な機体が墜落してしまうかもしれません。
操縦前は、手袋をしたり、操縦する前はカイロで温めるなどして、手の感覚が保たれるようにしましょう。
ドローン本体のほとんどは、防水機能がありません。降水により濡れることも避ける必要がありますが、冬は1日の中で寒暖差が大きく結露が起きやすいため、ドローン本体に水滴がつきやすくなります。
飛行前と帰還後は、本体についている水分を拭き取り、ドローンを運ぶときには、保温効果を考えてケースに入れて運び、水滴がつくことを防ぎましょう。
ちなみに、寒さから守るスティッカーもアクセサリーで販売されていますので、そちらを使用することもおすすめです。
ドローンに搭載されているバッテリーの「リポバッテリー」は、気温20度以下になると電圧が下がり気温0度になると電圧が急激に下がるという製品上の仕様があります。そのため、バッテリーは寒い環境で使用すると、十分な電圧でドローンを動かすことができず、ドローンそのものの性能が下がってしまいます。
冬の屋外などでドローンを飛ばす場合、バッテリーの温度が下がりやすくなるため、バッテリー予熱器、バッテリーのウォームアップ機能、カイロなどを使用して、事前にバッテリーを20℃前後までに温めるようにして、ドローンが急停止しないように事前の準備をしましょう。
また「結露に伴う感電」はドローンだけでなく、パイロットにとっても危険です。バッテリーが濡れているものの使用はやめ、濡れていないバッテリーを使用しましょう。
また、低電力により「警告通知」ではなく「飛行制御」になることもあり、飛行が難しい場合もあります。長時間飛行は、突然電源が切れるという墜落事故を引き起こすこともあるのです。 飛行中は、プロポ(送信機)でバッテリーの電圧をこまめに確認しましょう。電圧が低い場合は、墜落事故を防ぐべくすぐに着陸させて飛行を中止しましょう。
ここまで『寒さ』に対して、3つの気を付けるポイントを説明してきました。それぞれ気を付けるべき理由を理解することで、事前の確認や準備をすることで対策をすることが可能であることが分かりましたね。
今回の気を付けるポイントを表にまとめてみました。
<冬の屋外でドローン飛行するときの確認ポイント>
確認ポイント | どうするか? | ||
①空撮地 | 空撮地の天気確認 | 雪、雨なら中止か延期 | |
空撮地の最高気温と最低気温の確認 | 20度以下なら、プロポで電圧を確認!降圧したら、即時着陸。手先、ドローンをホッカイロで温めましょう。 | ||
②ドローン | 機体の運搬について | 保温になるケースに入れる | |
機体に水滴はあるか? | 水滴をふき取る | ||
③バッテリー | バッテリー自体の保温 | ホッカイロなど使用し、人肌程度に温める | |
水滴の有無確認 | 使用中止する(感電の危険性) | ||
飛行中の電圧降圧有無 | 電圧が降圧したら、即飛行停止 | ||
④パイロット | 体温調節 | 手袋、カイロで防寒対策をする |
以上のポイントを確認して、安全な飛行をしましょう!
今回は「冬の空撮」をテーマに寒い環境下でのドローン空撮における準備についてまとめました。
ドローンジョプラスでは、空撮企画を定期的に開催しています。ドローン空撮をやってみたいと思っている方は、ぜひ一緒に空から絶景を収めましょう。これからドローンを初めたいと思っている方でも、ドローン飛行を経験しているメンバーからアドバイスをもらえるなど、一緒に空撮を楽しめます。
ドローン空撮のほかにもドローン操縦会なども行っていますので、気になった方はぜひドローンジョプラスにご連絡ください!
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