世界最大手のドローンメーカーである「DJI」が個人・企業のドローン操縦者向けに
基本的な飛行訓練や、作業手順を学ぶことのできるトレーニングセンターを開校しました♪
その名は「UTC」!
「DJIのUTC」と覚えましょう(覚えにくいようで、案外覚えやすい? 笑)
ちなみにUTCというのは
Unmanned Aerial System Training Center
の略だそうです。
2016年6月に中国でスタートした「UTC」は農業や建設業界など、
ドローンを業務にとして扱う各種産業における業務効率のアップや支援を目的としていました。
空撮、点検、農業、測量
などの分野に特化した教習コースを設けていて、2017年からは香港、台湾、マレーシアでも運用がスタート
ついに日本にもその波がやってきた、という感じですね。
オンラインでも受講できる学科テストや
実技を試す飛行テストなど
10,000人を超える認定者を生み出しており、ドローンを活用した業務で活躍できる人材を育成したりなど
ドローン業界の活性化につながっていることは間違いないでしょう!
現在UTCでは2種類の教育プログラムが用意されています。
1つは産業用のドローンパイロットの教育です。
今後さらに多くの需要がある産業の分野において
飛行訓練やアプリケーションについて学ぶ機会
操縦士や企業が正しくドローンを扱い、安全な運用や業務の効率化を
測量や点検、農業などで「即戦力」となるパイロットを育成します。
また、測量に関するプログラムは総合機械メーカーの「コマツ」とDJIが共同開発しているもので
ドローンの操縦経験の有無とは関係なく
・写真測量の目的や手順
・ドローンの基礎知識
・飛行にあたっての法律的な知識
などを体系立てて学べると共に、実践面もカバーするプログラムになっていることが特徴です。
初心者向け、中級者向けとレベルに応じて内容が分けられています。
<初心者向け>
測量や建設の業務に携わったことがあり、ドローンの飛行経験がまだ無いか、
あるいは技術に自信がない方向け。
受講費:340,000円(税別)
日数:4日間
<中級者向け>
実技テストに合格できるスキルを持つ方
受講費:250,000円(税別)
日数:2.5日間
もう一つ用意されているのは、「DJI Camp」です。
こちらは以前より、DJI認定の民間資格として注目されていました。
今回の変更に伴い、以前から用意されていた「DJI Camp」はUTCトレーニングサービスの1つになりますが、
今後もDJI製品の正しい知識や正しい操縦方法、飛行モラルなどの習得についての評価となるでしょう。
DJIから「経験と知識を有する」と公認されることで
ドローンを扱う仕事に役立てることができたり
国土交通省への申請時にも記載できるような様々なメリットがあります(^^)
<DJI CAMPスペシャリスト認定講座>
「10時間以上の飛行操縦経験がある操縦者で、DJI製品のユーザーマニュアルを事前に熟読し、実際のマルチコプター飛行業務に従事できる者」
という認定になります。
費用:108,000円
受講時間:2 日
<DJI CAMPインストラクター認定講座>
こちらは
「50時間以上の飛行操縦経験があり、過去に国土交通省に無人航空機の飛行に関する許可・承認に係る申請を経験した操縦者で、DJI CAMPスペシャリストの教育、監督、技能資格の認定を行う」
という認定となりますが、受講候補者は事前にDJI Japanとの面談が必要となるそうです。
開催場所についてや、FAQなどはUTCのサイトをぜひ確認してみてくださいね☆