国内線最大規模の航空会社といえば、ANA!
羽田空港の発着の6割を占めているそうです。
航空機は、現在292機も所有しているんですって☆
日中は、常にそのどれかが日本中を飛んでいるわけですね。
休む間も無く、毎日飛ぶ飛行機は今や当たり前です。
▶ANAグループ企業情報
これからの航空機を自在に飛ばし、多くの乗客を載せて運ぶことができるのも
「飛行機を安全に飛ばすノウハウ」が確立されているからですよね。
管制塔の存在や、運行管理のシステムが裏で常に動いているからこそです。
空を飛ぶ機械という点では、サイズの大きな違いはあっても
飛行機とドローンの間に共通点が見られます。
しかし、低空域を飛ぶことになるドローンには未だルールやノウハウがありません。
つまり将来的には、
「ドローンを安全に飛ばすノウハウ」
が築かれてゆくことは間違いないですよね。
「ANAのノウハウが生かせるはず!」
と2016年に全日空グループ内で、未来事業の創出を目指す組織「デジタル・デザイン・ラボ」が発足されました。
一時期は格安航空機、いわゆるLCCの登場により航空業界内にて大きな動きが見られましたが
将来的に脅威となるのは、ドローンの存在だと「デジタル・デザイン・ラボ」では考えているそうです。
2人の社員から始まり、今は10名のチームなった「デジタル・デザイン・ラボ」
メンバーはパイロットやエンジニアなどで構成されています。
プロジェクトの内容は3つあるそうです。
1.ドローンを活用した業務の効率化
2.ドローンの管制システム構築
3.サービス事業
一つ目は主に航空機の点検にドローンを用いるというアイデアなんです。
雷雨の中を通過する時に機体は被雷することがあり、地上に戻った時に点検や場合によっては修理が必要となります。
その場合機体の周りを整備士による目視を行う必要がありますが、ドローンを活用することでこの整備時間を短縮することにつながるんだとか。
迅速な対応が必要な空港内の作業にて、効率アップが見込めるというわけですね!
ただし、そもそも現状は空港内でドローンを飛ばすための手続きがとても煩雑のようで…
法律面の変更点があればすぐにでも実現が進むかもしれません。
次のプロジェクトは、最初にも書いた「管制システム」
陸上の交通で例えると
「道路に設置されている信号の赤・青などを切り替える」
といった、交通を管理する仕組みのことを指します。
このシステムによって飛行機も同じように安全な運行が実現しているというわけです☆
現在は全日空を含めた100団体が協力しあって、「ドローンの管制システム」を協議しているとか!
ドローンが将来もっと普及してゆくと今の飛行機よりもさらに多くの数が飛び交うことになるのは間違いないので
より複雑なパターンに対応できるようにする必要がありそうですね。
先ほど信号機の例を出しましたが、ドローンの将来は飛行機のような扱いになるか
それとも車と同じ位置づけになるかは現時点ではまだはっきりはしていないそうです。
あなたは、どちらのイメージですか??
最後に、ANAが行っているプロジェクトは「ドローンを使った新しいサービス」です。
すでに2018年の2月にドローン動画撮影付きのシュノーケリングツアーをスタートしました
▶ドローン撮影付き!慶良間諸島シュノーケリングツアー
そして、8月には「ANAホールディングス株式会社」が離島への物流実験をスタートさせました!
これは今回国土交通省と環境省が募集したもので、ANAホールディングス株式会社は検証実験を行う事業者の一つとなります。
・日常
・災害時
を想定して、物資の輸送などをドローンで行います。
以前記事にも取り上げた、経済産業省の「空の産業革命に向けたロードマップ」においても
今年2018年はレベル3の取り組みがスタートする年!
レベル3というのは、
レベル3:無人地帯での目視外飛行(離島や山間部への荷物配送)
です☆
船でしか足を運べない離島へ向けてのドローン配送により、生活はより便利になるか?
CO2の削減にもつながるのか?
これらを一つずつテストしてゆきます♪
さて、ドローンは将来飛行機や車のようになってゆくのでしょうか?
新しい技術や文化と考えると、不安も少しありますが飛行機や車といった
すでに完成された仕組みをモデルから考えると本当に近い将来に当たり前になってゆきそうですよね☆