ドローンはどれだけの重さのものを運べると思いますか?
今の限界は?そしてこれからは?
今回は来年には実現するかもしれない驚きのニュースを紹介します!
▶800キロの積載重量を実現するトラス構造の大型ドローン、2021年3月に製造開始
まずはもっとも一般的に普及している「DJI社のドローン」について
最大積載重量を確認してみましょう。
DJIのサイトによると…
Mavic Pro:0.8kg
Phantom 4 Pro:1.5kg
INSPIRE 2:4.3kg
M-600:15kg
ある程度メジャーなモデルについてざっと挙げてみました!
用途などによって、最大積載重量は大きく変わってくるんですね☆
一般空撮用ドローンだと1kg程度
そして農業用などの大型のものとなると10kg以上の物を運んだりできるようです。
また、最大積載重量のことを「ペイロード」と呼んだりもします。
もちろんドローンに関する専門用語という意味ではなく、運輸時に貨物の重さを指し示すための言葉です。
今後ドローンによる輸送が一般化することにより、
空飛ぶクルマ
空飛ぶトラック
が普及していくという「空のロードマップ」が描かれていることを考えると
特に重要な課題として
より大きなものや重いものを運べるかどうか
に焦点が当たってくると考えて間違いなさそうですよね!
陸上の運輸と違い、空に飛ばすドローンの場合は重くなるとバッテリーの効率が低下します
そしてより強く長持ちするバッテリーを用意するとなると機体が重くなってしまいます、、
以前の記事によると、日本国内で実現しているものは
数十kg~100kg
くらいでしょうか。
[clink url=”https://drone-girls.com/lets_drone/study/payload/”]
そこで冒頭のニュースの登場となります☆
テクノシステム株式会社が現在開発を行っているドローンは最大積載重量が800kgになるとのこと!!
「スペースフレームドローン」と名付けられているこの機体ですが
そのカギとなるのはトラス構造という
強度を保ったまま大きくでき、かつ軽量になる
点にあるようです♪
引用元)https://www.bakko-hakase.com/entry/060_magetojiku
トラス構造というのは今回紹介するドローンの機体を見ても分かる通り、「三角形を組み合わせた」形をしていることが一番の特徴です。
橋から宇宙ステーションまで、大きくて頑丈なものを作り出すために幅広く使われてきた技術なので
より多くのものを運べるる安全なドローンを生み出せるというわけですね。
ちなみにこの形状を見た時に私がすぐにイメージしたものはSQUARED(スクワード)というトイドローンでした♪
そしてこちらがトラス構造をもった「スペースフレームドローン」
引用元)https://built.itmedia.co.jp/bt/articles/2010/26/news043.html
もちろんスクワードとはまったく大きさが異なりますが(笑)
羽がむき出しのものと比べて、安全なことはすぐに分かりますよね!
しかも各フレームに分けることもできるそうなので、トラックに積み込んで運ぶことなどもできますし
保管の際にも省スペースとなりそうです。
先ほどバッテリーの話も出ましたが、この「スペースフレームドローン」はすでに大容量バッテリーの活用で数時間の飛行が可能に。
2020年には200kgの試験飛行もクリアしてるんです☆
来年、2021年にはいよいよ400kg級に挑戦し、その先には800kgに!
人を何人も載せたり、大量の荷物をドローンが運べるようになる…そんな未来は意外とすぐ来るかもしれませんね♪