みなさん、こんにちは。
ドローンジョプラスのユウです。
今回、ドローンジョプラスは長野県伊那市長谷地区へ、
ドローンによる荷物配送実験に取材に行ってきました!
国の政策として、2018年を目処にドローンを使用した荷物配送を実現することを目指しております。その上で、ドローンの荷物配送のためには安全性の確保、機体性能の向上、事業の採算性の確保など、さまざまな課題があります。
現在、安全性確保の課題解決のために東京大学、ブルーイノベーション、国土交通省共同で、ドローンの安全な自動離着陸を可能とするような物流用ドローンポートシステムを開発しております。本日は物流用ドローンポートシステムの検証を行います。
ドローンを物流に使用するには正確に物を届ける必要があります。そのため、正確に下ろす着陸地点の開発をしています。
ドローンは、現在もGPSで決められたところに飛ばすことができます。しかし、GPSでは着陸地点に数m~10m程度の誤差が出たり、低高度では正確に電波が取れないなどの問題があります。
ヘリコプターの場合は人が下ろすため、Hのマークのついた簡易なヘリポートがあります。
しかし、ドローンは機械であるため着陸のためにいろんな情報を与えるためのシステムが必要になります。
今日は目視では確認できない、見えない所まで物を運びます。こういった場合にドローンポートがどのように使えるかの検証を行います。実験の内容として、飛行はコンピューターで自動に行い、ドローンポートでピンポイントで着陸させます。
今回は伊那市で実証実験を行います。伊那市(旧長谷村)は長い谷の中に集落が点在しており、過疎地域で少子高齢化などの問題があります。
日本にはこのように過疎化や少子高齢化によって、買い物ができない、移動に苦労するなど課題のある地域がたくさんあります。その解決にドローンが使われることを期待しております。
国と大学と企業、そして地元企業にも入っていただき、実証実験を何度も繰り返し、課題解決し実用化に向けていきたいと考えています。
今回の荷物配送実験は、道の駅から雑穀を搭載し、400m先の高齢者の専用住宅に荷物を配送していくという検証実験になります。高度は30mを想定しており、誤差なく3m四方のドローンポートに着陸をさせます。
ドローンポートについて簡単に説明をすると、真ん中にマーカー、そして空港風速計、レーザーセンサー、4隅にWiFiルーターが設置してあります。
WiFiで誘導し、ポート上空から下降し高度が10mくらいになるとビジョンセンサーに切り替わりGPSの誤差を補正して誘導、着陸する仕組みになっています。
安全性については、空港風速計により風速を図り、着陸の可否を信号で送ります。また万が一動物や人がポートに侵入した場合にはレーザーセンサーで感知し、ドローンに着陸可否の信号を送ります。
現在も宅配や通販の関係で注文が多く困っている状況ですので、早く開発し、高齢者などに届けていきたいと考えています。
ドローンで物を運ぶ時代がもうすぐそこまで来ていることを感じる、取材になりました。
今後がとても気になります!!
国土交通省のみなさん、ありがとうございました!!!