物流ドローンの最新機種発表!気になる性能をご紹介

最近、ドローンの操縦には国が定める資格が必要になるというニュースを見たことはありますか?
過去にもいくつかご紹介しましたが、ドローンによる物資の配達がより現実になってきそうですね。
[clink url=”https://drone-girls.com/lets_drone/news/drone-license/”]

更にそのドローンによる物資の配達が加速するような記事を見つけたので、今回ご紹介いたします。
ACSLとエアロネクストが物流ドローン最新試作機発表。ACCESSを加えソフト開発へ

なんと物流ドローンの最新機種の試作機を発表したとのこと!
一体どんな性能なのか、どんな技術が使われているのか気になりますよね。
現状分かっている範囲でわかりやすくご紹介いたします。

 

物流ドローンの最新機種の試作機発表!一体どんな性能?

物流ドローンの最新機種の試作機を発表したのは、株式会社自動制御研究所(ACSL)、株式会社エアロネクスト、そして株式会社ACCESSの3社合同です。
実際の写真はこちら。

見た目は他のドローンとそんなに変わらない印象ですね。
一体どんな性能を持っているのでしょうか?

4D GRAVITY

この機体には、エアロネクストの機体構造設計技術である「4D GRAVITY」を搭載しています。
機体構造設計技術とは、要するに船や飛行機といった機体を設計する際に必要な技術のことです。

「4D GRAVITY」とは、このように紹介されています。

独立変位して荷物を水平に保つ構造や機体の重心を最適化する荷物配置によって、飛行中の姿勢・状態・動作によらずモーターの回転数を均一にする技術。

参考:TECHABLE[ACSLとエアロネクストが物流ドローン最新試作機発表。ACCESSを加えソフト開発へ]より

実際の動きを見たほうが分かりやすいかもしれませんね。
こちらの動画をご覧ください。

 

外側を上下左右に揺らしても中心部分があまり揺れないことが分かります。
この技術により荷物を水平に保っているんですね。
水平に保つことで、プロペラの動きも均一にして負荷も最小限にしているんだそうです。

レベル4にも対応できるシステム

物流ドローンが世の中に出回るには、経済産業省から発表されている
「空の産業革命に向けたロードマップ」
のレベル4に対応していく必要あります。

このロードマップやレベル4に関しては、こちらで紹介していますのでご覧ください。
[clink url=”https://drone-girls.com/lets_drone/rule/ana_aeronext/”]

レベル4とは有人地帯での補助者なし目視外飛であるため、人が見ていなくても飛行するということです。
これを現実的にするためには、天候の影響や障害物との接触回避も考慮しなくてはなりません。
どんなルートで配送・飛行するかを考える必要もありますね。

今回発表した3社の1つ、ACCESSはIoT(Internet of Things)に特化した会社です。
モノと情報をつなぐIoT技術を駆使し、このレベル4にも対応するシステムを開発しているそうです。

 

本格稼働に向けて

今は試作段階なので、これから本格稼働に向けてさらに開発・検証を進めていくそうです。
法改正も時間の問題なので、開発にも拍車がかかることでしょう。

もともとACSLとエアロネクストは物流ドローンの共同開発と量産に向けた契約をしています。
ACCESSを加えることで、ソフト面も増強されたのではないでしょうか。

自宅にドローンが物資を運んでくる将来は近いかもしれませんね!

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