ドローン測量のパイオニア現る 株式会社神戸清光さんにインタビューしてきました!

こんにちは!
今回ドローンジョプラスは、ドローンを使った測量を広めていく活動をしており、ドローン測量のパイオニアである企業様に突撃アタック!!
測量計測機販売商社である、株式会社神戸清光の走出高光さん(はしで たかみつさん)にインタビューさせていただきました。

ドローンの活躍の場が拡大しています!測量の業界では、実際にドローンはどのように使われていますか?

ドローンを使った測量に関して、測量の業界内では非常に注目されています。すべての現場をカバーできるわけではありませんが、今後利用が増えていくだろうと思います。
実際、現状の測量現場では、多くの方が不便な思いをしています。セスナを飛ばすにもお金もかかるし申請も必要になります。かといって現場でクレーンを上げるとなると大変です。ドローンであれば、行きたいときに行けるのがメリットです。
ドローンを使った空撮は技術がいらない為、最初の頃は工事の進捗確認の依頼が多数ありました。ドローンの空撮がなければ、皆さん足場を組んでお金かけてやられていたことです。その両極端な仕事の間を埋める方法がドローンです。個人レベルでもある程度の安定飛行が可能であり、そのあとの処理もソフトなどですぐできるメリットがあります。
ただ、現状としてドローンを持っている人は少ないです。実際に利用するのが初めてという方も多くいらっしゃって、国土交通省の方々との案件で飛ばした際も、新鮮な反応があったのを覚えています。そういう意味では国土交通省の方々も、まだ経験が少ない状態ですので、規制を定めて、それに見合うだけの練習を私たちがしていく必要があります。

以前より、ドローンの利用を始めていらっしゃったのですか?

いえ、ここ2、3年くらいで始めたばかりです。始めたキッカケは、元々は九州で写真測量されていたお客様が、映像を撮るお仕事もされており、そのお客様にお会いした時に初めてドローンでの撮影の様子を見たことです。
弊社は、測量計測機の販売がメインですので現状は撮影の依頼があったときにお請けしている程度です。しかし今後は、i-Constructionをメイン業務として行っていく予定です。i-Constructionの技術は、まだ一般的ではないものなので自社で体験できる仕組みと、お客様が練習できるような場所を用意しています。その実体験を持ってお客様に伝えていく形で、測量計測機の販売に繋げていきます。
神戸清光のUAV(ドローン)飛行訓練場(兵庫県小野市)

販売からi-Constructionを導入しようと思ったキッカケは何ですか?

2、3年くらい前から踏み出しましたが、当時はアイコン(i-Construction)は、全く考えていませんでした。
たまたま去年くらいにアイコンという言葉がポンッと出て、急にドローンとレーザースキャナーの話がでたので、乗っかろうと思いました。レーザースキャナーは10年くらい前からやっていたため、チャンスを掴み取った感覚です。
本当にたまたまでした。そのお客さまの機体をみて「やりましょう!」の提案がなかったらやっていなかったと思います。お客さまがi-Constructionを導入したいという話であれば、弊社は測量機械のメーカーとも繋がってやっているので、いろいろサポートできますので、いつでもお声掛けください。

i-Constructionを導入したいけれども 解析ソフトが高額で導入できない企業様が多いと聞きます

確かに、専用CADだと高いですね。AutoCADだったらサブスクリプション(月額課金)になるため、少しは安くなりますが、ドローンの導入も含めると、初期費用として200万円くらいはかかってしまいます。とはいえ昔から、測量に関わっている人は、「むしろそのくらいでできるの?」という話もいただきます。
点群データを取るためのレーザースキャナーは1,000万円くらいしました。むしろ敷居が下がったと言ってもいいですね。ただ、趣味でドローンを飛ばしていた人からの問い合わせが来るのですが、そのような方にとっては「高い!」と感じられるみたいです。
基本的にi-Constructionに対応した工事などは、全体の工事費からすると導入費用的には小さいのです。

土木の業界の人材が減っているとお聞きしましたが、実際いかがですか?

そうですね。新しく入ってくる若い方が減っていますし、結局重機のオペレートにしても職人さんみたいな方でないと土を動かすこともできません。専門の職人の方も少ないので、センサーをいっぱいつけて自動でやろうという状況になってきています。
今時の若い子はどこに行っているのでしょうね(笑)
人口の減少を見てわかる通り若い子は減っていますし、同様に職人さんも減ってきています。そこを対応していかなければいけませんね。

女性の働き方について、この業界への就職を提案したい!

ぜひ、なんとか女性たちをこの業界にお願いします(笑)
基本的には、職人でなくてもできるような仕事が増えてきています。現場を歩き回って撮るのではなく、現場はドローンなどで撮って、事務所で解析する仕事が増えてきます。
本当はこの業界は、女性は必要不可欠です。特にCADオペレーターなどは、男性よりも女性が向いていると思います。
弊社ユーザーさんはスキャナーをたくさん導入して、現場は男性がやり、中のフォローを女性がやるように分業してやっています。さらには、ドローンも実際飛ばしに行っています。

女性も働けることを周知したい

なかなか泥臭い身分でもあるため、コマツレンタルさんほど綺麗ではありませんが、女性でも働けることを、是非周知していきたいです。
最近は、ほぼ全てが電子化しているので、面白いですよ。男性はビビリながらやっていますが、女性のほうが冷静さと大胆さはあるかと思います。

セミナーや勉強会でドローンの操作法をマスター

ドローンに関しても、まずやってみるというのが、すごく大事です。実際に弊社でご購入いただいたお客様には定期的に来ていただき、ドローンの扱いが鈍らないようにしていただいています。練習では、熱心なお客様から何度も『もう一回説明して!』と言っていただいています(笑)
また、お客様から『うちの練習場でもコースを作って欲しい』という声もあるくらいです。
私たちも、今でもトレーニングを実施しています。いままでは大阪や和歌山で2〜30人集めて会場を借りてセミナーを開催していました。今年からはちゃんとセミナールームと練習場ができたので、そこで勉強会、セミナーをやっていきます。
このように弊社としてはi-Construction対応製品をご購入されたお客様へのサポートも行っていきます。

最後に、宣伝などあればぜひお願いします!

いまお話したことすべてが宣伝ですね(笑)
全て一括してできる会社がほとんどないため、弊社でやってみようと試行錯誤中です。自分たちの体験をそのまま『経験』として伝えていけるのが強味になります。
最初は何もわからない中でスタートしたため、当然質問できる人もいませんでした。しかしそれでは情報が少なすぎるので、私たちもフェイスブックなどで頻繁に情報交換を行っています。ただ、聞いても回答が見つからないことも多く、このような状況も改善できたらいいなと思います。
現場班がアメブロを更新しているので、こちらをぜひ見てください。
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ケーエステック株式会社
株式会社 神戸清光 システムインスツルメント
以上、株式会社神戸清光の走出高光さんでした。
本日は、ありがとうございました。

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