ヘッドレスモードって?!今更聞けないドローン操縦の基礎について

ドローンニュース

ドローンを実際に飛ばしたことがある人は、体験したことがある感覚…それは
「あれ?いまどっちを向いてるんだろう…!?」
これです!

機体を上昇させたり、少し遠くに離すだけで急にドローンの向きは分からなくなってしまうもの
さらには距離感が掴みにくくなりますから、こちらに戻そうとも
近づいているのか?
遠ざかっているのか?
それすらもよく分からなくなる…そんな方は多いかもしれません。
私も何度も経験して焦りました(;´∀`)

思うように操縦できなくなるもどかしさを解消する便利機能、
それが「ヘッドレスモード」なんです☆

「ヘッドレスモード」はつまり「操縦者からみた視点」

ヘッドレスモードとは、言葉で簡単に説明するとしたら

ドローンの向きに関係なく、「操縦者から見て」前後左右にドローンを動かせる

という操作モード、と考えると分かりやすいかもしれません。
文字だけで見ると少し複雑に見えるかもしれませんが、言い換えると

「スロットルを倒した方向=ドローンの進む向き」になる

ということなので、より直感的にドローンを操縦することができます。

 

通常は、
「ドローンのお尻」
を向けた状態で飛行させます。
この状態だと、
「操縦者から見て」
前後左右が一致していることになりますよね。


↑カメラが奥側を向いているのでドローンは「お尻を向けている」状態

 

それが仮に、180度回転して
「ドローンと向き合う状態」
となると…
操縦者から見た、前後左右が全て逆になってしまいます。
ふわふわとドローンが近づいてきて、自分から離そうとすると余計に近づいてきて焦っちゃうことも!


↑ドローンがこちらを向いている状態

 

横を向いている時も同じです。
ヘッドレスモードではない、通常の操縦モードというのはつまり先ほどと逆なので

向きによっては、

「操縦者から見て」前後左右にドローンが動くわけではない
「スロットルを倒した方向=ドローンの進む向き」にはならない

ということです。
言い換えると、少し動かしてみるとドローンの向きも分かる!ということですね。

トイドローンにはとても便利な「ヘッドレスモード」

「ヘッドレスモード搭載です!」と目にするのは、主にトイドローンの場合ではないでしょうか。
トイドローンは200g未満なのでその軽さから風の影響を受けやすく
またまっすぐ動かしているつもりでも、自然にすこーし回転していることもあります。
少しでも角度がズレているだけでも、思った通りに動かせない!と混乱の原因になることがけっこうあるんです。

向きが変わりやすいということは、ホバリング(その場に留めること)も難しくなるということです。
初心者はまず上昇下降や、ホバリングに集中して慣れることが大事なので
その間に前後左右や、回転などのことが気にならなくなるというのは、やはり大きなメリットになるでしょう。

ヘッドレスモードに慣れてはいけない!?

このようにとても便利なヘッドレスモードですが、あくまで初心者の練習時とだけ考えたほうが良さそうです。

それには2つの理由が挙げられます。

ヘッドレスモードのデメリットその1(横や後ろに回り込めない)

自由自在に大空を駆け回りすぎて、あなたの横や後ろまでドローンが来た時は要注意かも!
ドローンがあなたとの位置や向きをうまく把握できずに、ヘッドレスモードが解除されてしまうことがあるようです。
急に通常モードに戻った時は、焦らず落ち着いて対処しましょう。

ヘッドレスモードのデメリットその2(カメラ機能が使いにくくなる)

ドローンの醍醐味の一つでもある「空撮」
この魅力を堪能するためには、やはりドローンが今どの方向を向いているかを把握する必要がありますよね。
スマートフォンや、タブレットにドローンからの映像を映し出すことはできますが
目視しながら、映像も確認しつつ飛行させるとなると逆にヘッドレスモードでは操縦が難しくなってしまうでしょう。

そもそも、
「ドローンの向いている方向を基準に前後左右が決まる」
ことが普通の操縦なので、ヘッドレスモードはあくまで困った場合や一つ一つに慣れてゆくべき初心者のためのものです。

ある程度操縦に慣れたら脱初心者!ということで
ヘッドレスモードを切って操縦を行ってみましょう☆

けれど、もしはじめてドローンを扱う人がいたら、最初はヘッドレスモードからオススメするのも良いかもしれませんね!
トイドローンには比較的標準装備されている機能かと思いますので
もしまだ使ったことがないという人は試してみて下さい♪

では、また☆

ピックアップ記事

関連記事一覧

Translate »