除草剤散布に賛否両論!今一度考えるドローンの活用方法とは

ドローンニュース

最近は寒暖差が激しく、寒さが日に日に増してくる季節になりましたね。
夏の終わりを感じるときは、猛暑の中汗をかきながら作業をしたなぁと思いだす方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は夏場に行う除草作業にドローンを活用したものの、「ちょっと待った」の声があった記事を紹介させていただきます。
ドローンで除草剤散布に賛否 「地獄」解消か環境破壊か

 

除草剤散布にドローンを活用

佐賀県ではドローンで除草剤を散布することで、夏場の過酷な草刈り作業の負担低減を考案しました。
負担を軽くすることで、人手不足の解消や林業の省力化や作業者の確保も目的のひとつにあるでしょう。
除草剤に期待している効果、全ての雑草を枯らせるようなものではなく、下草の成長を抑えることでした。

 

実際に行なった実験は2つ。
・色を付けた水をまき、ドローンの飛行の安全性や散布の広がり方を確認
・手動の噴霧器により除草剤を散布し、下草だけに効果が出るのか・土壌に残らないかを確認

 

この実験のどこに反対があったのでしょうか。
ドローンによる実際の散布に使用したのは水のため無害。
除草剤は手動の噴霧器で対象とする場所を限定しているため、想定外の場所に散布されてしまうような危険性も少ないです。

 

反対の声とは

こういった状況の中、実際にあがった反対の声とは「自然環境が破壊される」といったものでした。
2018年度には宮崎県でも同様の実験を行ないましたが、同じように反対の声があがったと言います。
反対の電話やメールだけでなくネット上での署名には5千人以上が賛同した結果、2019年度には散布を取りやめたとのことです。

 

草刈り作業の実態

そもそも草刈り作業とはどういったことが行われているのでしょうか?


毎年8月から9月の約2ヵ月、下草と呼ばれる雑草を刈り取ります。
この雑草を放置しておくと植えたスギやヒノキの苗木の日陰になってしまい、成長を妨げてしまうのです。
虫刺され防止や森林による切り傷防止のため長袖長ズボンに身を包み、草刈り機で下草を刈り取る姿はとても暑そうですよね。
この2ヵ月間で約50ヘクタールもの敷地をまわります。
ファン付きの作業服着衣による熱中症対策も取りますが、日陰がない環境では太陽の熱が体の体力を奪います。

 

賛否両論の世の中

地球温暖化を防ぐ取組みには植林はとても効果的な活動ですよね。
今回の実験をした団体は県の森林組合で、植林に力を入れている理由も分かります。
一方で近くに住む住民にとっては除草剤が風に飛ばされてこないかと不安に思う人もいれば、近年話題のドローンを活用した画期的なアイデアだ!と思う人もいると思います。

 

このような状況は、どの業界でもあることではないでしょうか?
わたしには、どちらが正しいとも間違っているとも結論づけることはできません。
むしろ両方の意見を取り入れお互いがお互いの想いを受入れ、納得するにはどうしたらよいかを考えるべきだと思います。

 

先日は配送用ドローンの活用について、利点と課題をまとめさせていただきました。

この記事でも取り上げさせていただきましたが、新しいことを取り入れるには一筋縄でいかないのは当たり前です。
だからこそどうやったらできるか?それを考えていくことが、世の中の発展につながるのだとわたしは思います。

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