ドローンはどこで購入できる?目的に合わせて購入しよう!

2022年は「ドローン変革元年」と言われており、ドローンに関する制度が大幅に変更された年でもあります。

今回は、別の記事で紹介した「ドローンを始めるステップ」のうち、

「ドローンの購入」

に着目して、ドローンを使ってやりたいことに合わせた購入方法やおススメの購入場所はもちろんのこと、新しく制度として取り入れられた「機体登録」や「機体の定期検査」、「耐用年数」などについて調べてみました。

これからドローンを購入していこうと考えている方はもちろん、すでにドローンを購入されている方やドローンを買い換えようと考えている方にも、

「ドローンを購入する際に新しい制度では何をするのか」

について、わかりやすく紹介していこうと思います。

ドローンの使用目的に合わせた機体の入手方法は?

ドローンの利用目的と最適な機体の紹介

まず、「自分用のドローンを持とう」と思う方は何に使うかを決めていらっしゃると思いますが、改めてここで目的と合った機体についておさらいしていきます。

①ドローン操作を練習したい

ドローンスクールなどで資格を取った後、「ドローンを飛ばす練習をたくさんしたい」と思う方は

とにかくどこでも飛ばせるようなドローンを購入するのがおすすめです。

そのような場合、「トイドローン」を購入されることを検討されてみてはいかがでしょうか?

「トイドローン」は航空法で「機体の重量が100g未満の模型飛行機に分類され」ており、機体の

登録申請やリモートID機器の搭載が不要となるお手軽なモデルで、趣味でのドローン飛行や飛行

練習を始めやすいモデルになります。

モデルによっては、室内での飛行をするためにドローンのプロペラにプロペラガードがついている

ものもあり、どのような用途で使っていくかに合わせて機能を選ぶことができます。

また、購入する際の価格は10,000円以下のものもあり、ドローンの中では低価格帯になります。

②ドローンで空撮したい

練習を始めやすいモデルにも慣れてきて、「今度はドローンを使って綺麗な景色を撮りたい」と思う方は、ドローンに撮影器具が搭載されている「空撮ドローン」がおすすめです。

「空撮ドローン」の特徴は、通信距離が長く高性能なカメラを搭載していることで、大型の空撮ドローンもありますが、はじめてドローンを入手する方は持ち運びしやすい小型サイズのモデルもありますので、検討してみてはいかがでしょうか。

画質にこだわって撮影したいと思う方は、4Kや8Kの撮影が可能な高性能カメラを搭載しているモデルもありますので、ご自身が撮影したいものに合った性能の機体を幅広く選ぶことができます。

また、「飛行可能時間」も大切な要素の一つで、空撮で長時間飛ばすこともあることから大容量のバッテリーを搭載していることや自動でホバリングできるようなGPS機能がついていると安心してドローンを飛ばすことができるかと思います。

「空撮ドローン」を購入する際の価格は、トイドローンよりも様々な機能を搭載するため少し高くなりますが、30,000円前後となります。

③ドローンをより深く知っていきたい

本格的にドローンを利用した仕事につきたいと思っている人に向けては、ドローンの動きがどう制御されているのかの理解に役立つ「プログラミング用ドローン」があります。

プログラミング用ドローンは、スマートフォンやタブレットを使って手軽にプログラミングができるドローンのことです。

ドローン用のプログラミングソフト開発などをしていきたいと考えている方に向けた機体となり、IT企業でドローン用ソフトウェアを開発する際の現場などで使われているものもあります。

ドローンジョプラスでは、教育分野でも活用できないかと考え、「ドローン×プログラミング」の体験会を開催する際にプログラミング用ドローンを活用しています。

ドローンをはじめて使う人向けには、機体が軽量かつコンパクトなもので、複数のプログラミング言語に対応しているものがおススメで、購入するとなると価格帯は10,000円〜30,000円前後となり、様々な機能がつくほど値段は上がっていきます。

機体の入手方法と気をつけるポイント

どんな目的でドローンを飛ばすかを決めた後はどうやって機体を手に入れるかの方法について、簡単に紹介します。

大まかに分けると車と同じように、ドローンの入手方法は、

 「購入する」か

 「レンタルする」か

の2択となります。

それぞれの方法について、2023年5月時点での制度やドローン市場について調べて、ポイントを以下にまとめてみました。

①ドローンを「購入する」場合のポイント

・ドローン販売店の種類・業態

ドローンを購入する際は、機体の種類によって取り扱っている店舗業態が違うので、事前に確認しておくことがおすすめです。

ドローンを取り扱っている店舗業態について簡単にまとめてみると以下の通りです。

 トイドローン : 総合スーパー(ドンキ・ホーテなど)、玩具店、ECサイトなど

 空撮ドローン : 家電量販店、正規代理店、公式オンラインストア、ECサイトなど

 プログラミングドローン : 正規代理店、ドローン専門店、公式オンラインストアなど

 産業用ドローン : 正規代理店、公式オンラインストアなど

この他にも、ドローンスクールやラジコンショップ、カー用品店などでも購入することができますので、自分の購入する予定があるドローンがどの店舗やどの業態で取り扱っているかを調べておくとよいでしょう。

空のナンバープレート、ドローンの機体登録

ドローンを購入した場合、「航空法」にて機体の登録が義務付けられており、必要な手続きを実施する必要があります

機体登録は、「ドローンを安全に飛行する際の安全確保」や「不慮の事故が発生した際などに原因究明を行うため」、「安全性に問題のある機体の排除」といった目的のために実施されており、イメージとしては自動車でいう「ナンバープレート」や「車検」のような制度だと思っていただければと理解しやすいかと思います。

機体の登録方法に関しては、国土交通省にて公開されている下記サイトに詳しい内容がありますので、ぜひ参考までに読んでみてください。

 「無人航空機登録制度の概要

実際にドローンの機体登録をする方法はオンラインでの登録と書類での登録の2種類があり、機体の登録にかかる費用はオンライン登録する場合は1機体あたり900円、書類で登録する場合は郵送費を含めて最大2.400円かかります。

登録手順の簡単さや費用面を考慮してもオンラインでの登録がおすすめかと思います。

実際にオンライン登録する際は下記のサイトから実施できますので、ぜひご確認ください。

 「無人航空機登録ポータルサイト

また、機体登録の際に同時に行うこととして「リモートID登録」もあります。

電波で伝えるナンバープレート、リモートIDの登録

リモートID機能とは、機体の識別情報を電波で発信することで、離れた場所からでも「飛行しているドローンはどんな機体か?」を認識できる機能のことを言います。

無人航空機登録制度に登録された機体は、登録記号の表示の他に、このリモートID機能の搭載が義務付けられており、重量100g以上のドローンは、リモートID機能を備えていなければ飛行させることができません。

リモートID機能を実装する方法は、リモートID機器がはじめから内蔵されている機種(リモートID対応機種)を購入するか、外付け型リモートID機器を別途購入し、後付けするか、の2パターンがあります。

自分が所有しているドローンがリモートID機能対応機種かどうかは、以下の方法で確認できます。

 ①メーカー公式サイトで確認する

 または、

 ②国土交通省の公表している「適合しているとして届出があったリモートID機器等の一覧」に掲載されているかを調べる

 「適合しているとして届出があったリモートID機器等の一覧

登録せずに飛行した場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金に処される可能性がありますので、気を付けて下さい。

また、ドローン購入後にやっておくとよいこととして、初期不良確認をするためのテストフライトを実施しておくとよいでしょう。

長期に利用していく中では、ドローンの定期的な点検やメンテナンスも大切なので、購入した店舗やお近くのメーカー、正規代理店などに相談し、点検・修理をして安全に使える状態を保っていきましょう。

②ドローンを「レンタルする」場合のポイント

レンタルできるドローンは空撮ドローンや水中ドローン、陸上ドローン、トイドローンなど多岐にわたり、ドローンのパーツをレンタルできるところもあったりします。

ドローンレンタルのサイトに空撮動画などが上がっており、実際にどういうものが撮れるかなどのイメージができたり、用途や目的に合わせた提案を問い合わせなどからしてくれるサービスもあるようです。

レンタルのメリットは何といっても購入の際に必要な機体登録の手続きが不要であることやメンテナンスをしなくてもよいということになるかと思います。

レンタルできる機体や1日当たりのレンタル料については、レンタルを行っている会社によって変わりますので、ドローンでレンタルしようと思った場合は事前にサイトで調べて比較しておくことをおすすめします。

注意すべきポイントとして、レンタルの予約を入れてから手元に機体が届くまでに配送時間がかかることを考慮に入れておく必要があります。

また、機体によってはレンタルの在庫がないというようなリスクもありますので、「空撮したい」「飛行練習したい」と思った場合は、早めにスケジュールを決めたうえでレンタルの予約を入れておくとよいでしょう。

もう一つのリスクとしては、キャンセル料がかかる可能性もあるため、フライトをスケジュールしていた日にあいにく天候が悪くて飛ばせなかったとしても、レンタル料金やキャンセル料金が発生するということを念頭に置いたうえで計画立てする必要もあるかもしれません。

自分の目的に合わせてドローンを手に入れよう!

さいごに

いかがでしたでしょうか?
最後に、ドローンの利用目的と目的に合わせた機体の種類及び価格相場や販売場所をまとめてみましたのでご参照いただき、ご自身の予算や操縦頻度などをもとに、購入するかレンタルするかをぜひ検討してみてください!

ドローンを利用する目的おすすめの種類価格相場販売場所
①練習したいトイドローン購入:1万円前後総合スーパー、玩具屋、ラジコンショップ、ECサイトなど
レンタル:2,000円/日前後
②空撮したい空撮ドローン購入:3万円前後家電販売店、正規代理店、ECサイトなど
レンタル:1万円/日前後
③よりドローンを知りたいプログラミングドローン購入:1万~3万円前後正規代理店、ECサイトなど
レンタル:1万円/日前後
④ドローンを仕事にしたい産業ドローン購入:50万円~300万円正規代理店、ECサイトなど
レンタル:3~5万円/日
(2023年6月現在 ドローンジョプラス調べ)

ドローンジョプラスでは、ドローン操縦体験会や練習・検定会などドローンを身近に感じることができるイベントを開催するとともに、イベントの様子や、ドローン最新情報の発信などを積極的に行っています。

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