「ドローン」ってどんなものですか?と聞かれたとき、みなさんはどう答えますでしょうか?
多くの方は空中を飛ぶ飛行ドローンのことを想像してお話しすると思います。
実は「ドローン」=「空を飛ぶ機械」では無くなってきています。
以前は「無人であり、遠隔操作または自動操縦で飛行できる、200g以上の重量の機体」を「ドローン」と呼んでいましたが、近年では空中用だけではなく陸上用や水上用、水中用の無人機もドローンと呼ばれることが多いです。
この中で、今回は「水中ドローン」に注目してみました。
実は今、水中ドローンの市場は急激に成長していて、3年後には市場規模が2倍になるともいわれています。
いったいどうして、今水中ドローンが注目を浴びているのでしょう?
今回の記事では、水中ドローンの特徴や成長の要因、活躍している分野などを詳しく紹介していきます!
水中ドローンとは、水に潜りながら撮影などができるロボットで、基本的なつくりは空を飛ぶ飛行ドローンと同じになっています。
一番の違いは、操作通信の方法にあります。
空中ドローンはコントローラーとドローンが直接つながっていなくても、無線で通信することができます。
このおかげで、数kmの上空から色あざやかな映像を楽しんだり、ダイナミックな視点から撮影された動画を撮ることができます。
一方で、水中ドローンはコントローラーとドローンが有線でつながっています。
有線が採用されている理由は、水そのものが無線で利用される電波を通しにくいものであるためです。
ただし、有線でつなぐことで通信が安定するというメリットもあります。
水中で、通信が途切れてしまった場合、水の底に機体が沈んでしまい回収が難しいため、それを防止できるのは大きな利点です。
まず、水中ドローンの活躍が期待されている場面を紹介します。
・土木建築 :港や水中ケーブルなどの確認
・設備点検 :船、橋、ダムなど、海や河のさまざまな設備の点検
・水産業 :養殖魚の調査、水族館の清掃、海底の探索など
・娯楽 :メディアの水中映像撮影、ダイビングや釣り堀の監視や管理
・救助 :海水浴場の水難救助、水害時の現場確認
・研究 :水質、生態、地質などの調査
上記の作業は現在では水中ドローンの活躍の場となっていますが、実はその作業は以前は人が手作業でやる必要がありました。
また、水中にもぐるためダイバー資格を持っているひとに依頼するため、人件費や安全面、作業効率などの面で多くのデメリットを抱えていました。
ドローンの技術が進歩したことで、人が行っていた作業をドローンが代わりを務められるようになり、これらのデメリットが解決できるようになっています。
特に、人件費のコスト面が下がったことで、個人や大学、中小企業などが水中ドローンを利用したアイデアや事業を実現しやすくなりました。
また、2021年以降、センサーやアームの付いた水中ドローンが登場し、撮影以外の簡単な操作が可能になったり、性能が上がったことで水の流れが早い場所でも利用できるようになったことも追い風となっています。
これからの水中作業は安全面とコスト面でメリットのあるドローンと、判断や器用さ、道具の使用などで優位な人間で棲み分けがされていきそうですね。
今後のドローン業界の発展が楽しみです。
今回は水中で活躍するドローンに焦点を当ててみました。
ドローンが人間の負担を減らし、人間がドローンではできないことをフォローし、お互いの強みを活かしあえる社会が訪れたらすてきですね。
わたしたちドローンジョプラスも人とドローンが共に活躍する社会を夢見てこれからも活動を続けていきます。
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