ドローンをもっと楽しみたい、資格取得なども興味がある、と思った時に
ドローンのスクールに通うのは一つの方法です。
今回は「ドローンスクールってどんなものがあるの?」「価格帯や、内容は?」など
ドローンのスクールにまつわる最新情報をご紹介します。
ドローンに触れ、もっと上達したいと考えたり、資格を取りたいと思った時に、
自動車教習所のようにスクールに通えたらいいのに!と思いませんか?
実はドローンの世界にもスクールが存在します。
目的や内容によっても、スクールの選び方は様々です。
今回は最新のドローンスクール事情を一挙公開します!
ドローンスクールでは、法律知識や基礎的な操縦技術を身につけることができます。
スクールと言っても半年や1年間のように長期間のものではなく、平均的に2~5日間といった短期間のスクールです。
プロのドローン操縦士に必要なものは技術力や実務経験になります。
また、航空法による規制から外れる申請をしたい時、国土交通省の許可承認は大体10時間以上の飛行経歴となっています。
もし個人でドローンの飛行練習をするとなると、ドローンの操縦方法、練習場所に至るまで全てを一人で行う必要があります。
ドローンは航空法が関わっているため、練習場所選びは繊細になる必要があります。
ドローンスクールに通うことで、広い練習場で飛行練習を好きなだけ行うことができ、プロの操縦士から学ぶことができます。
プロの操縦士からドローンの操縦を学ぶことは、早い内から問題解決をして操縦を上達させることができるため、独学でドローンを学ぶよりもプロへの近道と言えます。
ドローンを飛行させるにあたって『免許』『資格』は必要ないとされていますが、
ドローンで仕事したい方はプロのドローン操縦士として『資格』があると有利です。
資格取得することのメリットは以下の2点です。
1.操縦技量のアピール
仕事の依頼要件に『資格』を所持していることを求める企業が増えています。空撮や測量の仕事はある一定の技術が求められます。企業としても安心・安全にドローンを飛行できる人がいいですよね。ドローンを飛行するのに共通した基準がないため、資格が今後の基準になりえる可能性があります。
そのため、自分の技術を証明するものとして資格があることで有利となりやすいと言えます。
2.安全な運用のアピール
事故が命取りになるような大企業からの信頼に繋がり、長期に渡ってドローンを使用する案件の受注が増加する可能性があります。
資格があることで飛行許可申請をする際に安全な運行管理をする証明となり、申請が通りやすくなります。
ドローンスクールに通いたいと考えている人の中で、どのスクールに通えばいいのかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今やドローンスクールは、全国各地にあります。
まずは、ドローンスクールを選ぶ前に、通う目的を考えてみましょう。
「ドローンの操縦が初めてなので、プロに教わりたい」
「短期間で、必要最低限の知識を身につけたい」
「違反が怖いので、ドローンに関する法規を知りたい」
このような方は初心者用のサポート講習、1日の実技講習がおすすめです。
「空撮技術を向上させるために練習したい」
「仕事でドローンを使う予定がある」
「許可申請を行うために飛行実績が必要」
このような方は、数日間の実技と座学を含めた講習を提供しているドローンスクールで本格的に学ぶことをおすすめします。
ドローンスクールは、ドローンに関する正確な知識と技術を教えてくれるので、ある程度の費用がかかります。しかしながら、できるだけ費用を抑えたいですよね。
費用を抑えるために機体を持っている方は、レンタル代などの不必要な費用が含まれていないプランを選ぶ必要があります。
また、ドローンスクールによっては割引サービスを行っているものがあります。できるだけ割引サービスを利用するようにしましょう。ホームページ、紹介、優待券などから割引サービスを受けられることがあります。
その他、ビジネス目的だと、国の支援制度を利用できたり、補助金や助成金を使えたりすることがあります。ドローンスクールに通う目的に合わせて、割引制度を利用してみましょう。
スクールによって、その講座内容は様々です。
ドローン操縦の実技体験時間がどのくらいあるかはスクールを選ぶ上でポイントです。
実践すればするほど上達のスピードは早くなります。
初心者から中〜上級者までレベル別に講座が分かれているドローンスクールもあり、現時点での操縦レベルで選ぶのが自分の課題点、改善点が見つかりやすいためおすすめです。
認定試験や仕事の現場では操縦技術が必要とされるため、実技体験の時間をなるべく多く取っているドローンスクールをおすすめします。
また、ドローンスクールを選ぶ中で重要視して頂きたいのがアフターフォローです。
講座終了後もドローンに関する情報サポートや、技術を磨く場所を提供するサービスが充実しているドローンスクールをおすすめします。
講座が終了すれば終わりといったスクールはあまりおすすめできません。
ドローン操縦士には明確な免許のような物が無いからこそ、どれだけ自分の技術を磨けるかが卒業後のビジネスに関わってくるからです。
▶日本ドローンアカデミー
安全・安心にドローンを運航する知識や技術や、空撮などにおけるノウハウを現役のドローンパイロットから直接教わることができる現場目線のドローン操縦者養成スクールです。
◇特徴
飛行実習時間が長いため、実践力を身に着けやすいと言えます。
JUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)認定スクールです。
◇コース内容
ドローン操縦士+安全運航管理者コース
対象者:初心者~ビジネス
無人航空機の運航に関わる十分な安全と法律の知識と飛行業務の安全を管理する知識を学べます。
◇期間
平日コース5日間(30時間)
※土日のみの週末コースもあります。(実習・座学共に平日コースと同じ30時間)
◇認定証
あり
◇価格
270,000円(税別)
◇アフターフォロー
卒業生は無料で日本ドローンアカデミークラブに入会できます。
ドローンやカメラ操縦技術を磨くための集会へ参加可能です。
会員によるドローン飛行ツアーやドローン競技への参加可能です。
▶ボティクスアカデミードローン専攻
デジタルハリウッド株式会社が、『デジタルハリウッドロボティクスアカデミー』内にて、ドローンを安全安心に活用できる人材の養成に取り組み、320人の修了生を輩出している『ドローン専攻』です。
◇特徴
eラーニングなどを使用した効率的な学習により週末1日×4回の計4日で受講が終わるため、社会人の方でも無理なく学習することができます。
実技体験に関して、八王子キャンパスにて2日間をかけて、講師の方とマンツーマンでプロ用機体を飛ばすことができます。
通常のPモードに加えて安全センサーを切ったAモード操縦も身に付けることができます。
◇コース内容
対象者:初心者
ドローン専攻JUIDAライセンスオプション
eラーニング講座に加え、週末1日×4日の座学実習と実技体験で操縦に必要な法規制などの知識と技術を身に付けます。
◇期間
1か月
◇認定証
あり
◇価格
160.000円(税別)
数あるドローンスクールの中でも群を抜いてお手頃です。
◇拠点
東京
◇アフターフォロー
受講生と修了生限定のワークショップに参加可能です。
受講生と終了生限定のグループコミュニティに参加可能です。
エントリープログラム専攻の卒業生はJUIDAライセンスオプションを受講可能です。
▶名鉄ドローンアカデミー
日本で唯一の大手私鉄企業である名古屋鉄道が運営するドローンスクールです。
神宮前駅直結なのでアクセス良好、全天候型屋内ドローン訓練施設という最高の環境で指導が受けられます。
◇特徴
国交省への飛行申請に必要な飛行経歴・知識・技能を4日間で習得可能です。
注目はプロフェッショナルコースに開設されたばかりの「UAVレーザ測量コース」です。
測量・土木建設業界の方が即実務に生かせる知識と技術が4日間で身につきます。
まずは初回限定の実技体験がおすすめです。練習に使ったトイドローンは持ち帰り可能です。トイドローンはおもちゃに分類されるドローンですが初心者の練習機として最適です。
◇コース内容
・実技体験
対象者:初回限定
トイドローン付き、練習後は持ち帰りできます。
・スタンダード
対象者:初心者
ドローン初心者でも2日で飛行可能になる技術と知識が身につきます。
・アドバンス
対象者:ビジネス
業務に生かせる技術と知識が身につく、飛行許可申請に必要な要件をクリアできます。
・プロフェッショナル
対象者:プロ
航空測量の基礎・基本からレーザ計測・データ処理まで身につきます。
◇期間
実技体験:1時間半
初心者:2日間
ビジネス:2日間
プロ:4日間
◇価格(税別)
実技体験:10,000円
初心者:120,000円
ビジネス:300,000円
プロ:328,000円~
◇認定証
実技体験:なし
初心者:あり
ビジネス:あり
プロ:あり
◇拠点
愛知
◇アフターフォロー
自主練サポート:卒業後、会員が練習できる環境を整備し、フライト技能の継続的な維持成長をサポートします。
天候にも左右されない屋内練習場で練習可能です。会員は割引価格で利用できます。
技能メンテナンスサポート:卒業後も定期的にフライト技能を磨くことで、ビジネスにおいて実践的にドローンを活用できます。名鉄ドローンアカデミーでは講師による技能メンテナンスサポートを会員には優待価格で供給しています。
※屋内飛行場・練習機貸出無料です。
卒業生コミュニティやイベントへの参加で情報交換ができます。
▶DRONE BUSINESS ACADEMY
港湾運輸業などの海生産業株式会社が広島県呉市本通りに開校した、ドローンの操縦士を養成するスクールです。
◇特徴
農業・点検用コースがあり、経験豊富なインストラクターにより実践的なドローン操縦を学ぶことができます。
◇コース内容
・実技体験
対象者:初心者
初心者の方向けの講座、トイドローン付き、練習後は持ち帰りできます。
・スタンダード
対象者:初心者~ビジネス
初心者の方向けの最低限必要なスキルを習得するコース、eラーニングによる事前学習、実技を中心とした講習があります。
・アドバンス
対象者:初心者
業務でドローンを活用したい方向けです。
eラーニングによる事前学習と、実技を中心とした講習があります。
・eラーニングコース
対象者:初心者
ドローンの知識を得たい方、企業・官公庁のドローン担当者向けのオンラインコースです。スタンダード編とアドバンス編の2つのコースがあり、スタンダード編はドローンの概要や法律など、アドバンス編では電波や気象を学べます。
・ビジネスプロコース
点検コース/農業コース
対象者:スタンダードコースとアドバンスコースを卒業した方
実務レベルで点検や農業リモートセンシングに特化したドローン操縦のスキルを身に着けることが可能です。
◇期間
実技体験:1時間半
スタンダード:2日間
アドバンス:2日間
eラーニング:2時間半
ビジネスプロ:2日間
◇認定証
実技体験:なし
スタンダード:あり
アドバンス:あり
eラーニング:あり
ビジネスプロ:あり
◇価格(税別)
実技体験:15,000円
スタンダード:120,000円
アドバンス:300,000円
eラーニング:15,000円
ビジネスプロ:120,000円
◇拠点
広島県
◇アフターフォロー
ビジネスプロコース卒業生には農業リモートセンシング、ドローンによる建物・インフラ点検など、関連会社による豊富な種類の案件を紹介してもらえます。
▶一般社団法人ドローン大学校
国土交通省航空局ホームページに掲載する一般社団法人日本 UAS 産業振興協議会(JUIDA)の認定スクールであり、「無人航空機の操縦技能講習を行う民間講習団体」として国土交通省航空局ホームページに掲載されたドローンスクール。
東京・名古屋・瀬戸内・博多にキャンパスがあります。
◇コース内容
・オンライン
対象者:初心者
オンラインでドローン大学校(学科講習24時間)と同様の講習内容が受講でき、DJI製 Telloが配布されます。
・通学
対象者:初心者~ビジネス
プロポ操作~許可承認申請・飛行マニュアルまで約24時間の講習があります。
◇期間
オンライン:2か月
通学:8日間
◇認定証
オンライン:あり
通学:あり
◇価格(税別)
オンライン:224,000円
通学:申し込み後通知システム
◇拠点
東京・名古屋・瀬戸内・博多
◇アフターフォロー
受講生と修了生限定のワークショップに参加可能です。
修了生に向けた高度な講座を開講されます。
いかがでしたか?
ドローンスクールについて紹介させて頂きましたが、ドローンスクールは他にもたくさん存在します。
今始めるのに大切なことは、自分がドローンを使ってどうしていきたいのかを考えることではないでしょうか?
ドローンの分野は産業、エンターテインメント、趣味など多岐にわたります。
まだまだ発展途上の部分があるため、これから体制が整っていくことでしょう。
目的が明確であると、自ずと誰に相談したらいいか、ドローンスクールのコースをどれにしたらいいかが決まってくると思います。
ドローンに興味はあっても、一歩が踏み出せなかった方の後押しになれば幸いです。