ドローンに使われる電波について!周波数帯のこれまでとこれから☆

ドローンの飛行に不可欠な「電波」、その実情はご存知ですか?
ドローンの利用にあたり、関係する法律や基準などを抑えておきましょう!
日本で利用されている周波数帯や、これからどうなっていくのか、規制はあるのかなど情報盛りだくさんの記事はこちらから♪

最近、ドローンの未来を決めるようなニュースが続々と出てきているのはみなさんご存知でしょうか??

2019年8月はドローンの「商用ルール」が整備されるというニュースがまずありました。
こちらは2022年に向けて所有者や使用者、機種などの登録制度を進めるというものでドローンを使った配送・宅配に関連する話題です。
ラジコンではなく車のような登録制になることで、より一般化していく可能性がありそうです☆

ドローン商用ルール整備へ まず登録制、安全基準も

※2022年6月にドローンの申請登録が義務化されました。こちらにまとめているので是非ご覧ください。

オンライン申請がお得、2022年6月からドローンの申請登録が義務化に

そして今回はさらに、ドローンに使用する「電波」についてのこんなニュースが入ってきました!

ドローンに携帯電波活用 広域利用可能に 総務省が来年後半から

総務省はドローンの電波拡大を来年後半にかけて検討しているそうです☆
こちらのニュースはある意味、ドローンが携帯電話のような知名度を持つようにも聞こえますよね。
そしてそもそも、電波の周波数帯が変わるというのはどういうことなんでしょう?

これまでのドローンが使用してきた周波数帯は?

おさらいになりますが、ドローンが使用するのは下記の2つの周波数帯です。
2.4GHz
5.6~5.8GHz

参考)ドローン等に用いられる無線設備について

電波というのは、いわゆる「電磁波」と呼ばれるもので
簡単に言うと強いものや弱いものなどいろんなを持ってるんですね。

船が交信したり、テレビ(映像や音)を発信したり、そしてレーダーに使われたり…
それぞれの用途によって、どの幅を使って良いのかなどルールとして決められています。

周波数帯ごとの主な用途と電波の特徴

そんなわけで、ドローンは2.4GHz、5.6~5.8Hzの周波数帯が割り当てられています。
とは言ってもほとんどの場合が2.4GHzですね。
5.6~5.8GHzはFPVに使われるのでドローンレースなどの場合に限った話となります。

現状の課題について

2.4GHzの周波数帯はドローンに限らず広く使われています。
主なものはwifiですね!
他に身近なところで言うと、電子レンジもこの周波数帯を使っています。
同じ帯域の電波が近くに存在するとお互いが邪魔をしてしまう場合があります。
「干渉」
という現象です。
実際、ドローンを飛ばす時は近くにwifi機器が無いか、干渉を起こさないかと注意する必要があります。

おそらく、そういった理由もあって今回の案が出ているのではないでしょうか?
しかも携帯電話との干渉は起こさないような技術的な仕組みも作られるそうです。

すでに携帯電話はどこでもつながる状態を作り上げているので、より遠くまで安全に確実にドローンへの信号を送り届けることができそうです。
飛行距離が伸びたりすることも考えられますし、画質の向上につながる可能性も!

これは完全に推測なのですが、
携帯で通話をする人って年々減ってきているかもしれませんよね。
wifiを使ってネットを使う人は増えていますし、離れた友人との会話もLINE電話で…って人、多いですよね。
さらには今後5Gの技術が入ってくるわけですから
いろんな仕組みの最適化や、ドローンの今後の普及について偉い人がたくさん検討した結果、今回の発表になってると思うんです。
結論は「ドローンはやっぱり今後もっとすごくなる」ということで!(笑)
国が後押しをしているわけですから、ドローンは追い風を受けて飛んでるって感じですよね♪

ちなみに調べたところ5Gでは下記のように周波数帯が拡大されます。
4G(これまで):3.6GHz以下
5G(これから):3.6~6GHz帯や、28GHz帯
この流れと、今回のドローンの動きはやはり関連ありそうですよね☆

さらに余談ですが、
航空法など空の規制に関しては⇒国土交通省
電波に関する規制に関しては⇒総務省
です!豆知識ですね☆

以上、今回は「ドローンが今後携帯の電波を活用するかも!?」というニュースでした。
サービスエリアも広く、高速・大容量のデータ送信が可能な携帯の電波を使うことで、
物流や農業など、ドローンが関わる全ての分野が大きく進化していきそうですね!
これからのニュースが気になるところです☆
また最新情報が入れば紹介していきますねー!


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